1日の練習メニュー例

1日の練習メニュー例【認知・判断・実行を高める】

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ジュニア年代はもちろんのこと、難易度を変更することでジュニアユースユース年代にも応用可能な1日のトレーニング構成例です。基本的には全てのメニューで認知(状況把握)・判断をもとにした実行(アクション)が含まれています

ウォーミングアップから段階的に難易度や複雑性を高めていき、テクニックの反復的な要素も加えながら、最終的にはゲームの中でパフォーマンスを発揮できるように試みます。しかし、認知・判断・実行のプロセスは短期間で完成するものではありません。限られた練習時間の密度をできる限り濃くして、選手たちの成長を忍耐強く見守り、そして見逃さないように声掛けやコーチングも行っていきましょう

『認知・判断・実行』を改善する4つのコーチングポイント【正しいことを行う・正しく行う】 サッカーでは問題を解決するために様々なコーチング・声掛けがありますが、次の言葉の共通点と違いは何でしょうか? しっかり...

ウォーミングアップ(導入)

ウォーミングアップではディフェンダーのいない状況でドリブルやパスを行いますが、グリッド内で各選手が入り乱れているので、他の選手とぶつからないようにするために常に周りを見てドリブルやパスをする必要があります。さまざまなタッチや課題にチャレンジしてみましょう。

ウォーミングアップの最後にドリブル鬼ごっこなどのゲーム的な要素を入れることでアクセントを加え、少人数ながらボールを奪いに来るディフェンダーに対してさまざまなドリブルを行う環境を作り出します。人数に合わせてグリッドの大きさ鬼役の人数を変更して難易度を調整しましょう。

Tr1) グリッド内 ドリブル&パス【すぐできる定番メニュー】小学生から大人まで幅広く使える定番メニューで、僕はウォーミングアップでよく使います。小学3・4年生くらいにはウォーミングアップ後のメニュ...
Tr6) ドリブル鬼ごっこ【幼児・低学年対応】Tr3 ドリブルだよ全員集合やTr83) ボールキープから突破の1対1と同じく、初心者や小学校低学年も楽しみながら突破やキープのドリブル...

サポートメニュー(発展)

ディフェンダーのいない状況でさまざまなテクニックの反復練習を行えるメニューです。メインメニューやゲームの中で使われるドリブルやパス、ファーストタッチを学んでいきます。

ドリブルファーストタッチの種類を変えたり、ワンツーを追加したりすることで飽きることなくさまざまなバリエーションを学ぶことができます。

Tr133) 【テクニック複合ドリル】2コースすれ違いのドリブル&パス小学3・4年生くらいから取り組むことができるドリブル、パス、ファーストタッチなどの基本テクニック複合ドリルです。周りの状況を見ながら声を...

メインメニュー(応用)

ディフェンダーのいない状況で学んだテクニックを状況に合わせて使い分けられるようにていきます。フリーマンをつけることで攻撃側が数的優位の状況になるので、数的同数よりも成功体験を得やすくなります。どこに味方やディフェンダーがいるかなど状況を把握し、どのゴールに攻めるか、ドリブルとパスのどちらを使うかなどを判断し、状況に合わせて正確で素早いアクションが行えるようにチャレンジしてみましょう。

2対2+13対3+1にして複雑性を増したり、数的同数にして難易度を高めたりすることも可能です。

Tr134) 【認知・判断・実行を高める】4ゴールの1対1+1Tr133のようなディフェンダーのいない状況で磨いたドリブル、パス、ファーストタッチなどの基本テクニックを、状況に応じて効果的に使い分け...

ゲーム(締めくくり)

練習の最後はゲームの中で思いっきりチャレンジしてみましょう。攻めるゴールが2つあるのでどちらのゴールを攻めるかやドリブルとパスの使い分け、ボールコントロールか1タッチかなど様々な認知・判断要素が含まれています。フリーマンとしてコーチなどが入ることにより攻撃側への成功体験を増やすことも可能です。

Tr53) フニーニョ FUNiño【4ゴールの3対3ミニサッカー】フニーニョ(FUNiño)は英語のFun(楽しさ)とスペイン語のNiño(子ども)から作られた言葉で、ドイツ人のHorst Wein(ホ...
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