代表挨拶
僕は日本で学生時代にサッカー部を辞めてサッカーから遠ざかった時期がありますが、その後ドイツで納得いくまでサッカーをプレーし、現在は指導者としてサッカーに携わっています。一度はサッカーをあきらめた自分に、選手そして指導者としてサッカーを職業にする夢を再び与えてくれたドイツでの経験(選手育成・指導者養成)を必要とする人に伝えていきたいと考えています。
ドイツで実感したことは、それまで日本で正しいと考えられ行ってきたことが唯一の道ではなく、人それぞれいろいろな方法で道を切り開いていくことができるということです。むしろ日本の常識が世界では非常識だと感じることも多々ありました。
日本にいるときは(大げさに言ったら)、指導者の顔色を伺いながら、歯を食いしばって頑張っているふりをしてプレーしていた気がします。ドイツではサッカーを思いっきり楽しみましたが、サッカーを楽しめた理由としては、多くの場面でゲーム性が失われず、選手それぞれにプレーの自由(責任)があり、過去の経歴や派閥などに影響されず誰でも自分のパフォーマンス次第で未来を切り開けるフェアーでオープンな環境などが挙げられます。
指導者の立場になってようやく理解したことは、ドイツでは自分が日本で味わったような威圧的な態度や罰を使って選手たちに無理やりやらせることは社会的にも許される風潮ではなく禁じ手とされていたことです。選手たちのやる気や力を引き出すためには、禁じ手ともいえる威圧的な態度や罰をちらつかせるのではなく、選手たちと同じ目線でのコミュニケーションやゲーム性を失わないトレーニング設定、建設的なコーチングが必要不可欠でした。言い換えれば、禁じ手を使わずにいかに選手たちの内発的モチベーションや学ぶ喜びを引き出せるかが指導者の実力であると気づかされました。
ドイツでは多くの人々から寛大・寛容・フェアーな精神を学びました。日本では周りと足並みを揃えているうちは感じませんでしたが、いざ周りと違う行動に出ると周りからの同調圧力や「出る杭は打たれる」的な閉塞的な空気を感じていました。一方、ドイツでは出会った人々の多くが日本から来た若造をピッチ内外で寛大に受け入れフェアーに接してくれたおかげで、自分らしいままでもいられる居場所を見つけることができると感じました。
最後に、ドイツで生活している時に「サッカーは世の中のどうでもよいことの中で最も大事なことだ」という言葉を知りました。ドイツではサッカーがダントツNo1スポーツで、プレーしていても観戦していても勝ってバカ騒ぎしたり負けて泣いたり、サッカーのことがきっかけで喧嘩になったりもしますが、しばらくしたら現実に戻ります。いつまでも負けやミスを引きずって常に悲壮感を漂わせて生活することもなく、「サッカーは大事だけど、世の中の重要なことと比べたらどうでもよいこと」というノリで時にはジョークで流して、多くの人が前を向いて生きていました。サッカーに関心のない人にとってサッカーの結果などどうでもよいことですし、人目を気にせずにもっとサッカーも人生を楽しんでいいということを知ることができました。
ドイツの師匠や友人たちからはサッカーやビールの飲み方だけでなく、生き方や価値観、寛大な心、厳しさ、ときには(ほとんど?)ジョークなどさまざまなことを学び、また、彼らを通してさまざまな人たちと知り合い、さまざまな場所にも行くことができました。ドイツは僕にとって第二の故郷であり、彼らとの出会いがなければ今の自分もなかったでしょう。Vielen Dank!
代表 土屋 慶太
ビジョン
サッカーの指導に携わる人々が変化・成長することで、子供や選手が理不尽につぶされることなく、共にサッカーを楽しみながら成長し続けることでワクワクする豊かな人生を送る。
サッカーは子供を大人に、大人を紳士にするスポーツだ
日本代表初代外国人コーチ デットマール・クラマー
サッカーは世の中のどうでも良いことの中で最も重要なものだ
ドイツの格言
ミッション
いつでもどこでも学べる・相談できる環境を提供することで、サッカー指導者や選手が学ぶ喜びとともに現状を変えるスキルや視野を身につけ、ワクワクする豊かな人生を送る。
事業概要
屋号:フースバルコーチングアカデミー
代表:土屋 慶太(つちや けいた)
創業:2023年1月11日
所在地:埼玉県さいたま市見沼区
メール:お問い合わせ
事業内容
- サッカーチームの指導
- サッカー指導者の養成
- サッカー選手の育成
- サッカーチームのアドバイザー
- 映像分析(試合・トレーニング)
- 動画コンテンツの制作
- 各種媒体での執筆
- 講演
- 通訳