スポンサーリンク
第3育成段階前半はいわゆる”ゴールデンエイジ”にあたり、身体的にも精神的にも調和の取れる時期です。細かな動きや素早い動きの習得が容易な時期であるので、これまで積み重ねてきたスキルを土台として本格的なサッカーのトレーニングを始める絶好のタイミングです!特にすべての基本テクニックを試合のさまざまな状況で使えるように計画的にトレーニングしていく必要があります。
ドイツのテクニックトレーニング概要【将来を見据えた指導プラン】
テクニックとはあらゆる試合の状況で”思い通りに”ボールを扱える能力
ドイツサッカー協会指導者...
スポンサーリンク
11~12歳は何をしたくて何ができるか
学ぶ - 真剣な取り組み
- プレーする喜びと創造性
- 基本テクニックの段階的なトレーニング(さまざまな状況で使えるように)
- 個人戦術の学習(攻守)
- グループ戦術の基本
- 自主性、モチベーションの強化
特徴
- コーディネーションやテクニックトレーニングに適する時期
- 学習意欲旺盛、大きな運動欲求
- 大胆で危険を省みない
トレーニングの割合
トレーニングの重点
フィジカル
- 遊び形式や競争形式、対人形式のなかで(できる限りボールを使って)
- さまざまなステップ
- コーディネーション(空間認識、距離識別、反射、ボディバランスなど)
- スピード(直線的、非直線的)
- 柔軟性
テクニック
- 遊び形式や競争形式、対人形式のなかでたくさんボールに触る
- すべての基本テクニック(より洗練されたフォームへ)
- 両足が使えるように!
戦術
- 個人戦術(サポート、オフ・ザ・ボールの動き、身体の向きなど)
- さまざまな1対1(中央、サイド、対面、DFを背負った形、距離)
- 1対2(攻守)
- グループ戦術の基本(2対1、2対2、2対3)
- 簡単なセットプレー
- いろいろなポジションでプレーする(固定しない)
- 少人数のミニゲーム(ストリートサッカーの要素)
- 試合ではリベロをつけない(1対1の強化)
パーソナリティ
- チームメイトや対戦相手に対するリスペクト
- フェアプレーの精神
- コミュニケーション、チームスピリット
- 多くの成功体験
指導者のためのガイドライン
- 基本テクニックを段階的に詳細に学ぶ
- 練習メニューとゲームのテーマ・重点を結び付ける
- たくさんボールに触り両足を使う
- フィジカル面はゲーム形式でカバーする
- 個別練習の開始(個々の課題に取り組む)
- 積極的に選手とコミュニケーションを図る
1日の練習メニュー例
1日の練習メニュー例【ドリブル】
ドリブラーはトップクラスでも均衡した状況を打開してくれる貴重な存在です。ドイツサッカー協会も近年のドリブラー不在やあまりに早い時...
1日の練習メニュー例【1対1・四角形シリーズ】ジュニア年代を対象に四角形シリーズで1日の練習メニュー例を3つ用意しました。
例①はドリブルとフェイント、例②はドリブルとターン、...
1日の練習メニュー例【認知・判断・実行を高める】ジュニア年代はもちろんのこと、難易度を変更することでジュニアユースやユース年代にも応用可能な1日のトレーニング構成例です。基本的には全て...
- ドイツサッカー協会 指導者ライセンス講習会資料
- シャルケサッカーキャンプ 講習会資料