ミニゲーム

Tr51) 全員攻撃・全員守備のミニゲーム

ドイツでは年代に応じて7人制(~U-11)や9人制(U-12/13)で試合が行われていましたが、2019年にテスト段階としていくつかの地域ではこれまでと異なったルールで行われることになりました。U-9までは攻撃方向にミニゴール2つずつ(合計ミニゴール4つ)で行う2対23対3U-10/11では5対57対7で試合が行われることになりました。しかもリーグ戦は行わず、複数のチームを集めた1dayカップのような大会を定期的に行っていくそうです。審判もつけずに基本的にはセルフジャッジで行います(必要であればコーチが仲裁に入るようです)。

狭いフィールドでの少人数のゲームは、各選手がボールに関わる時間を増やすことができます。フィールドの端っこでぼーっとボールや外を眺めたりするのではなく、一人一人がアクションを起こしてすゲームに関わることができます。ドイツサッカー協会が掲げる各年代の育成概要でも、今では行われることが少なくなったストリートサッカーの要素(少人数、自由な発想)を取り入れることを推奨しています。

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このミニゲームでは「センターラインルール」を取り入れることにより、ボールを持っていない選手が後方でぼーっとすることなく常にゲームに関与するように促すことが可能です。普段の練習の最後にもさまざまなルールのミニゲームを取り入れて、子どもたちにチャレンジする機会をたくさん与えましょう。Viel Spaß!

重点

基本テクニック、1対1、攻守の切り替え

準備

  1. 選手の人数に合わせてチーム分けをする(例:3対3~5対5)。
  2. チーム数に合わせてミニゲームのフィールドを作る。
  3. キーパーの数に合わせてゴールやミニゴールを設置する。
  4. 十分な予備ボールを用意する。

 

進め方

基本ルールを設定してミニゲームを行う。
ルール例:

  1. 1ゲーム、3~5分。
  2. シュートは相手陣地からのみ。→ より得点の可能性の高いエリアに侵入する。
  3. 得点時、キーパーを除く味方全員が相手陣地に入っていなければノーゴール。
    → 全員攻撃、全員守備、コンパクト
  4. その他、ルール例。
    ・ オフサイドルール(低学年は無し、GKがいればあり、など)
    ・ スローインかキックイン
    ・ コーナーキックか自陣のキーパーからリスタート。
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コーチングポイント

  1. なるべく選手に自由にプレーさせ、トレーニングで学んだことにチャレンジする機会を与える。
  2. コーチングは必要最低限にとどめ、なるべくゲームの流れを止めずに行う。
  3. ポイントを絞ってコーチングする(トレーニングで取り組んだ内容など)。

バリエーション

  1. 余った選手をフリーマンにする。
  2. 攻撃方向にゴールを2つずつ設置する(合計4つのゴール)。
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