僕もドイツのチームで行う機会がありましたが、ドイツ代表も試合前日やリカバリーのトレーニングとしてサッカーテニスを行っています。ドイツ語ではFußballtennis(フースバルテニス)と言いますが、シングルスやダブルス、3対3や複数の選手がぐるぐる回りながら行うバージョンもあります。
ネットの代わりにコーンとバーで代用可能ですが、工夫すればマーカーだけでも行うことができます。独自のローカルルールも入れて、楽しみながら1タッチパスやボールコントロール、ステップワークを改善しましょう。Viel Spaß!
重点
キック(インサイド、インステップ)、ヘディング、ボールコントロール、ステップ、コミュニケーション
準備
- ネット(もしくはコーンとバー)の両側に3x5mのコートを作る。マーカーだけの場合は各コートの間を空ける(下図)。
- ボールを用意してそれぞれのコートに選手が入る。
進め方
- サーブ権のある選手が後方のライン上からネット(バー)を越えて相手コートにボールを入れる。
- ボールを受けた選手は1バウンド以内(ノーバウンドか1バウンド)かつ2タッチ以内(1タッチか2タッチ)で相手コートにボールを返す。
- 2バウンドした場合や、2タッチ以内で相手コートにボールを返すことができない場合、相手のポイントとなる。相手側に返したボールが相手に触れず相手コート外に落ちた場合(アウト)も、相手のポイントとなる。
- ポイントを取った選手がサーブ権を持ち、数セット行う(例:10ポイントx2セット選手)。
- 人数が多い場合、チャンピオンズリーグ形式(勝った選手は1つ上のリーグに移動、負けは降格)がお薦め。
コーチングポイント
- さまざまなボールに対応できるポジショニングと身体の向き、ステップワーク。
- 正確な1タッチプレー。
- 正確なボールコントロール(2タッチ以内の場合)。
- コミュニケーション(ダブルスの場合)。
バリエーション
- レベルに応じてコートの大きさやバウンド数、タッチ制限を変更する。
- ダブルスで行う。
- 複数の選手がぐるぐる回りながら行う。グループで最高回数や時間を競う。ミスをした選手が脱落していく(下の動画)。
- GKバレーボール(Tr120)。
Tr120) GKバレーボール【GKトレーニング】楽しみながらステップワークやセービングの改善に取り組むことができるメニューです。バレーですがネット無しでも簡単にでき、ルールを少し変えて...