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4対2は定番のメニューだと思いますが、ディフェンダーからしたら「ちょっと広すぎでしょ!」と感じるくらいグリッドを広げて1タッチのみで行うことで、パスの強弱や距離、サポートの位置を細かく意識するようになり、テンポの調整を学ぶことができます。
攻撃側がただ広がりすぎると(パス)スピードが上がりすぎてすぐにミスが起きてしまいます。近い距離と遠い距離のパスの選択肢を持ちながら攻撃のテンポをコントロールしてみましょう。Viel Spaß!
重点
テンポの調整(サポートの距離、パスの強弱)、攻守の切り替え
準備
- 15x15mのグリッドを作る。
- 攻撃4人とディフェンダー2人がボールとともにグリッド内に入る。
進め方
- 攻撃の4人は「1タッチのみ」でプレーし、ディフェンダーにボールを奪われずにパス15本つなぐことを目指す。
- ディフェンダー2人はボールを奪ってグリッド外に脱出を試みる。
- ディフェンダーがボールを触ってもグリッド内にボールが残っていたら、攻撃側はボールを奪い返して攻撃を継続することができる。
- ボールを奪われた選手がディフェンダーと役割を変わる。
コーチングポイント
- テンポを調整する(パススピードを上げすぎない)ために、ボールの移動に合わせて常にボールホルダーの左右近くでサポートして近い距離のパスの選択肢を作る。ボールホルダーが孤立するとパスの選択肢が長い距離しかなくなり、スピードが上がりすぎて1タッチでの処理が難しくなる(ミスが増える)。
- 短いパス交換でディフェンダーを十分引き付けた後、離れた場所にいるフリーな味方にパスを送る(下図)。
- 長い距離のパスの前、もしくはボールの移動中に素早くサポートすることで、再びボールの受け手に対して短い距離の選択肢を作る。
- パスの距離に応じてパスのスピードを意図的に調整する。近い距離では味方が1タッチで処理(リターン、展開)できるように優しいパス、長い距離では受け手がディフェンダーに寄せられないように鋭いパスを出す。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- グリッドの大きさを調整する。
- 3対1で行う。
- 2+2対2で行う。2人組3色で行う。