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4つのグリッドを使ってスルーパスやダイアゴナルランのイメージをウォーミングアップから落とし込めるメニューです。
よく行われている対面パスなどでは鋭いパスを意識して行うことが多いと思いますが、スペースに出されるスルーパスは強ければよいというわけではなく、受け手とのタイミングやパスの強さを調整する必要があります。
最初はパスが強すぎて目的地であるグリッドから出てしまったり、受け手とタイミングが合わなかったりするかもしれませんが、まずはボール1球で行い感覚やイメージをつかんでみてください。インサイドキックよりもキックモーションが小さくディフェンダーがタイミングを読みづらいアウトサイドキックでもスルーパスが出せるようにチャレンジしてみましょう。
できるようになってきたら同時にボール2球で行い、味方の位置を把握するだけでなく他のグループとぶつからないように観るものを増やして行ってみてください。Viel Spaß!
重点
スルーパス(パスの強弱、アウトサイドキック)、ダイアゴナルラン、認知(状況把握)
準備
- 8x8mのグリッドを4つ作る。グリッドとグリッドの間は5m。
- 6~8人組を作り、ボールとともに対面するように並ぶ。
進め方①スルーパス
- ボールを持っている選手がドリブルを開始し、グリッド内から斜め前のグリッドにスルーパスを出す。
- 並走する味方がグリッド内でボールを受け、横パスで味方にリターンする。
- 待っている選手にボールを渡し、同じように続ける。
進め方②ダイアゴナルラン
- ボールを持っている選手がドリブルを開始し、斜めに走りこんでくる味方に対して正面のグリッドにスルーパスを出す。
- スルーパスを出した選手は斜め前のグリッドに走り込み、味方から横パスを受ける。
- 待っている選手にボールを渡し、同じように続ける。
コーチングポイント
- 味方がグリッド内でボールを受けられるように、スルーパスのタイミングと強さを調整する。
- オフサイドにならないイメージで、グリッドから抜け出すタイミングを調整する。
- スルーパスを受けた後、できれば1タッチで味方に横パスを返す。ディフェンダーに寄せられる前にゴール前の味方に横パスを出すイメージ。
- ボール2つで行う場合は、ぶつからない・ぶつけないように周りを見てタイミングやスピードを調整する(バリエーション参照)。
バリエーション
- スルーパスをアウトサイドで行う。インサイドキックよりもキックモーションが小さく、様々なタイミングで蹴ることができるのでディフェンダーに読まれにくい。
- ボールを持っていない選手が前方のどちらかのグリッドに動き出し、スルーパスを受ける場所を決める。
- ボール2球で同時に行う。