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ドイツのサッカー国際会議ITK2024の2日目に「フォワードのための個別トレーニング - どちらの足でもシュートを打てるようにする」という講演の中で紹介されたメニューの一つです。ボールの軌道がN字になるようにパスを行います。
「右側にいる時は右足のみ、左側にいる時は左足のみを使う」という設定を入れることで、自然と利き足だけでなく逆の足も使う機会を作り出しています。
「(バイエルン・ミュンヘンのイングランド代表FW)ハリー・ケインは18歳の時に3ヶ月間、左足のトレーニングに集中して両方の足でシュートを打てるようになった」と講師のPeter Schreinerさんが語っていました。Viel Spaβ!
重点
両足を使う、インサイドキック、ボールコントロール、コミュニケーション
準備
- 図のように1~1,5mの間隔でマーカーを置く。
- 2人でボールを1球用意する。
進め方
- 中央のマーカーよりも右側にいる時は右足のみ、左側にいる時は左足のみを使いパスを行う。
- ボールを持ってる青は右足で赤の左足にパスを出す。
- 赤は左足を使い1タッチで青にパスを返し、右側に移動する。
- 青は右足を使い1タッチで斜め前の赤にパスを出し、(自分の)左側に移動する。
- 赤は右足を使い1タッチで青にパスを出す。
- 青は左足を使い1タッチで赤にパスを返し、(自分の)右側に移動する。
- 赤は右足を使い1タッチで斜め前の青にパスを出し、左側に移動する。
- 同じように続ける。例:30回、2分間
コーチングポイント
- 細かなステップを使い、できる限り指定された足でボールを蹴る。
- ボールを蹴る時に、蹴る足のつま先を上げて固定する(インサイドキックの形)。
- くるぶしとかかとの間の固い部分でボールを捉える。
- 足を振るのではなく、押し出す(突き出す)イメージでボールを味方に送る。
- コミュニケーションを図り、ボールと人の移動を円滑に行う。
バリエーション
- アウトサイドのみで行う。
- マーカーの距離を変えて行う。
- 4人組で行う(下図)。