チャンスメイク・フィニッシュ

Tr92) 中央のコンビネーションからシュート

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フォワード陣の個人練習として少人数で行えるものから、前線と中盤・DFラインを組み合わせてチーム全体で行えるものまでさまざまなバリエーションが可能なシュート練習です。Tr91)とんがり三角形のコンビネーションシュートと組み合わせて応用しています。

実戦を想定したポジショニング動きアイデアを蓄積しながら多くのゴールを生み出しましょう。コーチがディフェンダー役として入ることにより臨機応変なアクションを促すことができるでしょう!Viel Spaß!

Tr91) とんがり三角形のコンビネーション【ビルドアップ・チャンスメイクで使える】ビルドアップやゴール前のチャンスメイクで応用可能なコンビネーションのトレーニングです。実戦を想定したポジショニングや動きを入れることによ...

重点

チャンスメイク&フィニッシュ(スルーパス、ワンツー)、オフ・ザ・ボールの動き(予備動作、パス&ゴー、ダイアゴナルラン、3人目の動き)、身体の向き、テクニック(パス、ファーストタッチ、シュート、ヘディング)

準備

パターン1(前線に1人:下図、左)

  1. ペナルティエリアのライン際にコーンで一辺が約7mの四角形を作り、さらに7m先に約12m幅でマーカーを置く。
  2. スタート地点にボールを持って選手が準備し、他のマーカーとペナルティエリア付近に選手が1人ずつ入る。

パターン2(前線に2人:下図、右)

  1. パターン1の設定を約5m後方にずらす。
  2. パターン1に前線の選手を1人追加する。

バリエーションA(ターン)

パターン1(図a)

  1. スタート地点から横パスを出す。
  2. 2人目の選手は中間ポジションに降りてきた選手に斜めのパスを入れる。
  3. 最前線の選手はターンをして素早くシュートを打つ。

パターン2(図b)

  1. スタート地点から横パスを出す。
  2. 2人目の選手は中間ポジションに降りてきた選手に斜めのパスを入れる。
  3. 中間ポジションでパスを受けた選手はターンをして味方にスルーパスを出す。
  4. パスを受けた選手は素早くシュートを打つ。

コーチングポイント

  1. 味方の遠いほうの足に鋭いパスを出す。
  2. 遅すぎず早すぎず、タイミングよく中間ポジションに入る。
  3. パスの出し手と進行方向が見えるように身体の向きファーストタッチを整える。
  4. スルーパスに対してオフサイドにならないようにタイミング動きを合わせる。
  5. キーパーの状況を見てタイミングコースを調整する。
  6. 自信を持ってシュートを打つ。

バリエーションB(ダイアゴナルラン)

パターン1(図c)

  1. スタート地点から横パスを出し、前線の選手はボールの移動中に中間ポジションに入る。
  2. 2人目の選手はボールをコントロールし、中間ポジションから斜めに抜けた選手にパスを出す。
  3. パスを受けた選手は素早くシュートを打つ。

パターン2(図d)

  1. スタート地点から横パスを出し、前線の1人がボールの移動中に中間ポジションに入る。
  2. 2人目の選手はボールをコントロールし、背後に斜めに抜けた選手にパスを出す。
  3. パスを受けた選手はシュートを打つかサポートに来た味方を使う(GKと2対1)。

コーチングポイント

  1. 遅すぎず早すぎず、タイミングよく中間ポジションに入る(DFを引き付ける)。
  2. スルーパスに対してオフサイドにならないように斜めに動き出す(空いたスペースを使う)。
  3. GKに取られずFWのスピードを緩めない強さでスルーパスを出す。
  4. キーパーの状況を見てフィニッシュ(シュート、横パス)

バリエーションC(ワンツー・3人目の動き)

パターン1(図e)

  1. スタート地点から横パスを出す。
  2. 2人目の選手は深く降りてきた前線の選手に1タッチでパスを出し、すぐにサポートする(内側に入っていく)。
  3. 前線の選手は1タッチでボールを落とし、斜めに裏に抜ける。
  4. リターンパスを受けた2人目の選手はドリブルで運びパスを出す(スルーパス、足下)。
  5. 素早くシュートを打つ。

パターン2(図f)

  1. スタート地点から横パスを出す。
  2. 2人目の選手は深く降りてきた前線の選手に1タッチでパスを出し、すぐにサポートする(内側に入っていく)。
  3. 前線の選手が1タッチで落としたボールを2人目の選手は1タッチで深い位置のFWに当て、前線に抜ける。
  4. 深い位置に降りた選手は3人目として落としのボールを受け、FWかMFの選手にパスを出す。
  5. パスを受けた選手は素早くシュートを打つ。

コーチングポイント

  1. 前線の1人はバリエーションA&Bよりも深く降りてサポートする。
  2. 2人目の選手は1タッチで降りてきた選手に当てて内側に入っていくパス&ゴー)。
  3. 2人目に落とした選手はすぐにターンして3人目の動きで最前線の選手からパスを受ける。
  4. 速いテンポの中で正確なコンビネーションを正確に行う。
  5. キーパーの状況を見てフィニッシュ(シュート、横パス)

他のバリエーション

  1. 全てのバリエーションを混ぜて自由に(アドリブで)行う。
  2. シュートの後にサイドからクロスを入れて行う。
  3. サイドのコンビネーション(Tr93)。
Tr93) サイドのコンビネーションからシュート全てのポジションを絡めてチーム全体で行えるシュート練習です。 Tr92) 中央のコンビネーションからシュートと同様に、試合前日の締...
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