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Tr14~Tr18までディフェンダーを1人から4人まで増やして、グループでボールを保持しながら確実に前進していくポジショナルプレーの基本を学んできました。
今回はTr18) 4対4+3とゴール前のチャンスメイクを組み合わせたメニューです。ボールポゼッションを行うだけではゴールを奪うことはできません。守備側の隙やゴールに向かって仕掛けるタイミングを見逃さずにゴールチャンスをたくさん作り出してみましょう!
Viel Spaß!
ボールポゼッション率と勝率の関係は ↓↓↓
データから見るサッカーの知識と先入観【疑うことが進歩の始まり】「勝つためにはもっと走らないといけない!」
「ボールポゼッション率を上げれば勝てる!」
「ミドルシュートをたくさん打てば点が入る!」...
重点
ポジショナルプレー&チャンスメイク(状況把握・判断、オフ・ザ・ボールの動き、身体の向き、ファーストタッチ、パス、ドリブル、シュート、攻守の切り替え)
準備
- ゴール前に40x30mのエリアを作り、ペナルティエリアから5m離れたところに15x30mのエリアを設ける。
- タッチラインから3m離してミニゴール(コーンゴール)を2つ設置する。
- 15x30mのエリアに攻撃(青)と守備(赤)を4人ずつ、エリア内とタッチライン沿いにフリーマン(黄)を合計3人、ゴール前にキーパーを配置する。
進め方
- 攻撃側はフリーマンとともにエリア内でパスを5本以上つないだら、エリアを出てゴールに向かって仕掛けることができる(下図の左はパスで、下図の右はドリブルで)。
- ディフェンダーにボールを触られたり、エリア外に出てからもう一度エリア内に戻ってきたりした場合、パスの本数を0に戻してやり直す。
- フリーマンは15x30mエリア内は2タッチ以内でプレーする。
エリア外のタッチ制限は無しでシュートを打つこともできる。 - 守備側がボールを奪ったら、ミニゴールにパスかミニゴール間のマーカーの間(30m幅)をドリブルで突破する。フリーマンを使ってもよい。
- 15x30mのエリアより先はオフサイドルールあり。
コーチングポイント
- グループで安定してボールを保持できるように効率的なポジショニングを取る。
パスを出した後やボールの移動後、次の状況を予測しながらポジションを取る。 - 状況を把握するために身体の向きやファーストタッチを調整する。
- パスだけでなく、効果的であればドリブルでも仕掛ける(上図、右)。
- フリーマンも含めて、チャンスであればよりゴールに近い選択肢を選ぶ。
下図、左: 前にスペースがあるのに足下へのパス
下図、右: 前にスペースがあるのでゴール前へのスルーパス - 攻守の切り替えを素早く行う。
・ 攻撃側がボールを失ったら素早く奪い返しに行く。
・ 守備側がボールを奪ったら素早くゴールを目指す(縦パス、ドリブル)。
バリエーション
- エリア内のフリーマン無しで行う(4対4+2)。
- パスの本数制限を変える(7本つないだら、制限なし、10本以内など)。