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ボールを保持するだけでなく、相手チームの背後のスペースを見つけ使うトレーニングです。Tr56) 4対4+4フリーマンは攻撃側が比較的数的優位になりやすいディフェンディングサードやミドルサードでのボールポゼッション寄りのトレーニングですが、このメニューはグリッド内の数的関係は同数に近づきミドルサードやアタッキングサードでの仕掛けやチャンスメイクにフォーカスすることができます。
Tr55)でディフェンダーのいない状況でアイデアを身につけたあと、ディフェンダーのいるこのメニューで応用してみてください。パスだけでなくドリブルキープも必要となります。Viel Spaß!
Tr55) 3色でコンビネーション【ワンツー、3人目の動き、スルーパス】Tr49) 4色で交差しながらターンorリターンのように色分けしたチームが入り乱れながらさまざまなコンビネーションを行います。ディフェン...
重点
ポジショニング、身体の向き、ファーストタッチ、スルーパス、ダイアゴナルラン、ワンツー、攻守の切り替え
準備
- 25x25mのグリッドの中に15x15mのグリッドを作る。
- 4人組2チームとフリーマン1人が小さいグリッド内に入る。
- 大きなグリッドの辺にフリーマンが1人ずつ入る。
進め方
- グリッド中央でボールを上にあげてからスタート。
- 攻撃チームはフリーマンとともにパスを5本つなぐ。タッチ制限なし。
ボールが小さなグリッドから出たらライン上から相手ボールでリスタート。 - 6本目以降のパスで小さなグリッド外に出る(図a)。フリーマン以外。
パスが出る前に先にグリッド外に出たらオフサイド(図b)、相手ボール。 - グリッド外でパスを受けた選手は外のフリーマンにパスを出し、自分を含め自チームの誰かが1タッチでリターンパスを受けたら1ポイント獲得(図c)。
ポイントを獲得したチームから小さなグリッドでリスタート。 - ディフェンスチームはグリッド外に出てボールを奪いに行くことができる(図d)。
ポイントを阻止することができたら攻守を入れ替えてリスタート。 - 時間でフリーマンを変えながら数回行う(例:2分x6本、間1分の休息)。
コーチングポイント
- 数的優位を活かしてパスとドリブルを使ってボールを保持する。
- 足下だけでなく、ディフェンダーの背後のスペースを見つける。
- 予備動作やダイアゴナルラン(斜めの動き)でオフサイドにならずに飛び出す(図e)。
- 狭いスペースでワンツーやパス&ゴーを使いポジション修正や突破を試みる(図f)。
バリエーション
- 奪った瞬間のみ、いきなり外のフリーマンにパスOK(カウンタールール)。
- 難しければグリッドを広げ、中のフリーマンを2人にする。
- 人数が足りなければ中を3対3+1、外のフリーマンを3人で行う。