ボールポゼッション系

Tr14) 3対1+1【ビルドアップの第一歩】

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Tr8)3対1のエッケTr13)3対1グリッドチェンジなどで余裕ができてミスが少なくなったら、ディフェンダーを増やして練習を発展させてポジショナルプレービルドアップの基本を学んでみましょう。

実戦でもそうですが、同じ場所でいくらパスを回していてもボール保持率が高くてもゴールを決めることはできません安定してボールを保持しながら前進することにもチャレンジしてみましょう。Viel Spaß!

重点

ポジショナルプレー、パス&ボールコントロール、サポート、身体の向き、攻守の切り替え

準備

  1. 16x12mの長方形を作り、マーカーで半分に区切る。
  2. 片方のエリアに攻撃(青)と守備(赤)が3対1になるように入り、逆側のエリアに攻撃が1人、中央のラインに守備が1人入る。

 

 

 

 

 

 

進め方

  1. 攻撃側は3対1の状況でディフェンダーにボールを奪われずにパスを5本つなぐ。
  2. 5本以上パスがつながったら、逆エリアの味方にパスを試みる。タッチ制限はなし。パスはグラウンダーのみ(浮き球なし)。
  3. 逆エリアにボールが届いたら、攻撃の2人と中央のディフェンダーが移動して再び3対1の状況を作る。もう一人のディフェンダーは中央のラインに入る(下図)。
  4. 逆エリアへのパスが成功したら再びパスを5本つなぎ、同じように続ける。
  5. 中央のディフェンダーはライン上を動いてパスをインターセプトすることができる。
  6. ディフェンダーはボールを奪ったらドリブルでグリッド外に脱出を試みる。攻撃側はボールを奪い返せばパスの本数を0にリセットして攻撃を続けることができる。
  7. 一定時間でディフェンダーを交代する(例:2分、攻撃側が2回ボールを失ったら)。

 

 

 

 

 

 

コーチングポイント

  1. 三角形を作ってボールホルダーをサポートする。
  2. 正確なパス(スピード、味方のどちらの足に出すか)やボールコントロールを心がける。
  3. 身体の向きを調整して視野を確保し味方やディフェンダーの状況を把握する。
  4. ディフェンダーに追い込まれた状況で無理に前進しようとせず(下図、左)、バックパスや横パスで状況のよい味方を使って前進する(下図、右)。
  5. 逆エリアにいる選手も角度を変えてサポートする。
  6. 攻守の切り替えを素早く行う。

 

 

 

 

 

 

バリエーション

  1. レベルに応じてグリッドの大きさを変更する。
  2. レベルに応じてタッチ制限を加える(2タッチ以内など)。
  3. ドリブルで逆エリアに侵入もOKにする。
  4. ドリブルのみ逆エリアに侵入可能にする。
  5. 人数が多ければ、逆エリアで待つ攻撃の選手を増やす(3対1+2)。
  6. ディフェンダーが少ないバージョン(Tr13 3対1 グリッドチェンジ
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