攻守の切り替え

Tr35) 3対3+2フリーマン【攻守の切り替え】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

Tr17) 5対3(DF3人に対するポジショニング)とほぼ同じ準備で行うことができます。Tr17との違いはフリーマンをつけることで頻繁に攻守の切り替えが発生することです。攻撃側はボールを失ってもすぐに奪い返すことにより攻撃を続けることができます。ボール際で比較的多くの選手が関わるポジショナルプレーではその利点を生かすことができます。

守備側はボールを奪ってからすぐに攻撃のポジションを取り相手のプレッシャーから脱出しなければなりません。攻撃だけ守備だけでなく、攻撃から守備、守備から攻撃の展開をセットにして素早い切り替えを習慣づけましょう。Viel Spaß!

重点

ポジショナルプレー、攻守の切り替え、状況把握・判断、パス&ボールコントロール、サポート、身体の向き

準備

  1. 12x15mのグリッドを作る。
  2. 攻撃(青)と守備(赤)を3人ずつ、フリーマン2人(黄)を配置する。

進め方

  1. 攻撃側はフリーマンとともにディフェンダーにボールを奪われずにパスをつなぐ。フリーマンは常にボールを保持しているチームの味方となる。
  2. レベルに応じてタッチ制限を設ける(例:2タッチ以内、制限なしなど)。
  3. ディフェンダーがボールを奪ったらすぐに攻撃役となる。ボールを奪われたチームは守備役となる。
  4. グリッドの外にボールが出たら相手チームから再開。
  5. 一定時間でフリーマンを交代する(例:2分)。

コーチングポイント

  1. できる限り多くのパスコースを作ってサポート(左右・ギャップ・遠いところ)。DF3人の間に1人入り経由地点を作る。
  2. 身体の向きを調整して意図的で正確なボールコントロール
  3. 正確なパス(スピード、味方のどちらの足に出すか、距離、1タッチ)。
  4. 攻守の切り替えを素早く行う。
    ・ 奪われたら(下図、左)すぐに奪い返しに行く(下図、右)
    ・ 奪ったら(下図、左)すぐに展開して攻撃のポジションを取る(下図、右)
  5. その他、Tr17) 5対3(DF3人に対するポジショニング)も参照。

バリエーション

  1. 2対2+2フリーマンで行う。
  2. 3人組を3つ作りTr145) 3+3対3で行う。ボールを失ったチームが守備役となる。
Tr145) 3+3対3【攻守の切り替え】攻守の切り替えを重点としたTr144) 2+2対2に人数を追加したメニューです。人数が増えた分、攻守の切り替え時により素早く正確な状況把...
こちらの関連記事もどうぞ!