攻守の切り替え

Tr144) 2+2対2エッケ【攻守の切り替え】

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Tr143) 4対2エッケを2人ずつ3チームに分けることで攻守の切り替えを重点的にトレーニングできるメニューです。攻撃側はボールを失ったあと(失いそうな時)に攻撃から守備に切り替えてボールをすぐに奪い返しに行きます(ゲーゲンプレッシング)。ボールをすぐに奪い返すことができれば守備に時間と体力を浪費せずに攻撃を続けることができます。

守備側に視点を変えると、奪ったボールを攻撃につなげる(すぐに奪い返されない)ことを重点としたトレーニングになります。Tr143) 4対2のようなメニューでは守備側はボールを奪って終わりですが、このメニューでは奪ってからその場でもたもたしているとすぐにディフェンダーのプレッシャーを受けボールを奪い返されてしまうでしょう。また守備チームがグリッド外にボールを蹴り出しても再び守備チームとして再開となります。奪ったボールをグリッド内に残して攻撃につなげなければなりません。Viel Spaß!

重点

  • 攻撃から守備への切り替え(ゲーゲンプレッシング)
  • 守備から攻撃への切り替え(奪ったボールを奪い返されない)

準備

  1. 8x8mのグリッドを作る。
  2. 6人組を作り、2人ずつ3チーム(赤・青・緑)に色分けする。
  3. 最初のディフェンスチーム(下図:赤)を決定する。

進め方

  1. 2チームが攻撃チームとなり、2タッチ以内でボールキープを試みる。
  2. ボールを奪われたチームが新たなディフェンスチームとなる(図a:青)。ディフェンスチームがボールを奪ったら、新たなディフェンスチームにボールを奪い返されないようにもう1チームとともにボールキープを試みる(図b:赤)。
  3. グリッド外にボールが出た場合、ボールを出したチームがディフェンスチームとなり再開する。ディフェンスチームがボールを蹴り出しても再びディフェンス役として再開される。

コーチングポイント

  1. ボールを奪われたチーム(図a:青)は、ボールを奪った選手・チーム(赤)の準備が整う前にボールを奪い返しに行く(ゲーゲンプレッシング)。場合によってはミスを予測してボールを奪い返しに動き出す
  2. ボールを奪ったディフェンダー(図a:赤)は、ゲーゲンプレッシングですぐに奪い返されないようにその場からボールを展開する。
  3. ボールを奪ったチーム(図b:赤)はすぐに攻撃のポジションを取る。

バリエーション

  1. 全てタッチ制限なし、もしくは奪った直後のアクションのみタッチ制限なしとする。
  2. 2対2+2フリーマンで行う。フリーマンチームの移動が少ないので若干難易度を下げることができる。
  3. 3+3対3(Tr145)で行う。人数が増えるのでより複雑になり難易度が上がる。
  4. 4対2+2(Tr71)方向性をつけて行う。
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