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小学生低学年はボールを簡単に奪われないようにドリブル・キープ、パスを学び始める小学3・4年生以上はサポートやパス&ゴーを重点的に学べるメニューです。
低学年に対しては事前にTr83) ボールキープから突破の1対1などのメニューを行って1対1になった時のアイデアを落とし込んでおくことができます。パスやサポートに取り組める年代では事前に1対1のポイントとTr8) 3対1のエッケなどでサポートの基本を落とし込んでおけば、つながりを持ってコーチングポイントを伝えることができるでしょう。
中高生以上ではフリーマンにタッチ制限を設けることによって、パス&ゴーや動きなおしのアクションをより多く引き出すことができるでしょう。Viel Spaß!
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重点
オフ・ザ・ボールの動き(サポート、パス&ゴー)、ドリブル、パス、ファーストタッチ、攻守の切り替え
準備
- 10x10mのグリッドを作る。
- 3人組でボールを1つ用意する。
- フリーマン(黄)を決めて、それ以外の2人(青と赤)がボールを挟んで並ぶ(例:長座、背中合わせ、おでことおでこでボールを挟むなど)。
進め方
- コーチの合図(もしくはフリーマンがボールを上に投げて)で1対1を開始する。
- ボールを持っている選手はフリーマンとともにボールキープを試みる。
- ボールを持っていない選手がボールを奪ったら、同じようにフリーマンとともにボールキープを試みる。
- ボールがグリッド外に出たら、相手ボールからリスタートする。
- フリーマンや3人組を変えながら何度か行う(例:30秒~1分x3~6本)
コーチングポイント
- ボールを持っている選手はドリブルとパスを使い分けてボールを奪われないようにする。相手が寄せてきたらフリーマンにパス(図a)、パスコースを切ってきたらドリブル(図b)、フリーマンへのパスコースがなければキープ(図c)。
- キープするとき相手から遠いほうの足でボールをコントロールして相手を遠ざけ(図c)、顔を上げて味方がどこにサポートに来るか把握する。
- フリーマンはボールを持っている選手に対してパスコースを作る。味方がパスを出せずにキープしている場合、味方の視野に入る場所に移動してサポートする(図c)。
- パスを出した選手はパス&ゴーですぐに動きなおして味方のサポートする(図d)。相手の逆を取ってフリーになる(図e)。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- レベルに応じてグリッドの大きさを変える。
- さまざまな体勢からスタートする。長座、背中合わせ、おでことおでこでボールを挟む、1タッチでパス交換しながらコーチの合図で開始、ジャンケンなど。
- フリーマンにタッチ制限を設ける(例:2タッチ以内)。
- 2対2+1で行う(Tr115)。
Tr116) 2対2+フリーマン【パス&ゴー、動きなおし】Tr115) 1対1+フリーマンに人数を増やして発展させたものです。グリッド内では数的優位の状況ですが、ボールやディフェンダーの動きによ...