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幼児・低学年やサッカーを始めたばかりの子どもでもできる複合的な1対1のメニューです。ボディコンタクトのある状況で楽しみながらも短時間でフィジカル的に高い負荷がかかるので、中高生以上にもプレッシャー下でのテクニック(ボールキープ、フェイント)やフィジカルを磨くために使えます。
1対1のボールキープの基本とともに、さまざまなスタートポジションからの反応や動き出し、フェイントやシュートにも磨きをかけましょう。Viel Spaß!
重点
フィジカル(コーディネーション、パワー)、ドリブル(ボールキープ、フェイント)、シュート、攻守の切り替え
準備
- 人数に合わせて四角形のグリッドを作る(例:15x15m)。
- グリッドから約10m離れた場所にミニゴール(コーンでも可)を設置する。
- 2人組でボールを1つ用意しさまざまなスタートポジションを取る。
- 向かい合って足を伸ばして座り、2人の足の裏の間にボールを置く。
- 向かい合って両足を伸ばして座り、足の裏で協力してボールを持ちあげる(ブリッジ)。
- ボールを挟んで背中合わせ(座った状態・立った状態)。
- 額と額でボールを挟んでキープ。
- 3mほどの距離でパス交換を続ける。
進め方
- コーチの合図でグリッド内でボールキープを始める。
- グリッド外にボールが出たら相手ボールからリスタート。
- 15~30秒ほどたったらコーチが2回目の合図を出し、その時点でボールを持っている選手はどちらかのミニゴールを目指す。
- 全チームが終えるか30秒ほどたったら終了し、対戦相手やスタートポジションを変えながら何度か行う。
コーチングポイント
- ボールをさらけ出さずに(選手a)ボールとディフェンダーの間に入りボールを守る(選手b&c)。
- 背を向けてキープするとディフェンダーの位置がわかりにくく、ディフェンダーが足を伸ばしてボールに触わりやすくなってしまう(選手b)。
- 半身(横向き)でディフェンダーから遠いほうの足でボールをキープすることにより、ディフェンダーの位置を把握しながらボールから遠ざける(選手c)。
- ディフェンダー側の腕を使う(手首から肘の部分でガードする)ことにより、ディフェンダーの位置を把握しつつ間合いに入って来させないようにする。
- ディフェンダーが回り込んできたら、ディフェンダーから遠いほうの足でボールを動かしたり身体の向きを変えたりして体勢をキープする。
- 他のグループにぶつからないように周りを見る。
- 2度目の合図後、フェイントを使ったりしてディフェンダーのいないほうのゴールに攻める。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- ゴール無しで行う。
- スタートの合図でいきなりゴールを目指す。
- ゴールの数を増やす。