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元ドイツ育成年代代表GKコーチで僕が所属したチームのGKコーチでもあったエマから教えてもらったゴールキーパーのためのウォーミングアップメニューです。
オーバーハンドキャッチ、アンダーハンドキャッチ、ローリングダウンからダイビングやハイボールなど、レベルや年代に応じてさまざまな要素を取り入れることができます。進め方Cでは各ゾーン(主に2と3)におけるぽじしょにぐなどのポイントも意識しながら行っていきましょう。Viel Spaß!
【ドイツのGKトレーニングから学ぶ】ペナルティエリア内の3ゾーン
トップレベルの試合ではゴールの約80%がペナルティエリア内からのシュートによるものです。ドイツでは最も重要なペナルティーエリア内...
重点
キャッチング(オーバーハンドキャッチ、アンダーハンドキャッチ)、さまざまなセービング(ローリングダウン、ダイビング、コラプシング、ディフレクティング)
準備
- ゴールラインの約2m前にキーパーが立つ。
- ゴールから約10m前にGKコーチがボールを持って準備する。
進め方A(キャッチング → ローリングダウン)
- コーチがドロップキックでキーパーの正面にさまざまな高さ(グラウンダー、腰、胸以上)のボールを蹴り、キーパーはオーバーハンドもしくはアンダーハンドキャッチしたあとコーチにボールを返す。
- その後すぐにコーチがキーパーの横にグラウンダーのボールを蹴り、キーパーはローリングダウンでボールをキャッチしてからコーチに返す。温まってきたら、コーチがキーパーの横に腰から胸あたりの高さのボールを蹴り、キーパーはダイビングする。
進め方B(キャッチング → ハイボール)
- コーチがドロップキックでキーパーの正面にさまざまな高さのボールを蹴り、キーパーはキャッチしたあとコーチにボールを返す。
- その後すぐにコーチがキーパーの斜め前方にボールを高く投げ、キーパーは空中でボールをキャッチしたあとコーチにボールを返す。
進め方C(キャッチング → ダイビング)
- コーチがドロップキックでキーパーの正面にさまざまな高さのボールを蹴り、キーパーはキャッチしたあとコーチの背後にボールを転がす。
- もう一人のキーパーがゴールにシュートを打つ。
コーチングポイント
- ボールの高さによってオーバーハンドキャッチとアンダーハンドキャッチを使い分ける。
- シュートに対して必要なだけ距離を縮めてシュートの直前に構える。
- ローリングダウンやダイビングではやや前方に一歩を踏み出す。
- ハイボールの対応時、最短距離でボールに向かう。
- 強いシュートに対してキャッチングが難しい場合、ディフレクティング(手でボールをはじく)でゴールを守る。正面への強いシュートの場合、必要に応じてコラプシング(足を抜いて倒れる)で対応する。
- セカンドボールに対して素早く反応する。
- コーチにボールを返す時、左右の手で交互にボールを投げる(コーディネーション)。