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2人での守備のトレーニングですが、ファーストディフェンダーの寄せるタイミングや方向、判断や強さなど守備のベースとなる1対1の要素も含まれていて、ファーストディフェンダーに対して2人目の連動する動きがカバーリングや後々のMF/DFラインのスライドの動きにつながっていきます。
Tr180) 3対2では守備側が数的優位の状況で積極的にボールを奪いに行くことができましたが、このメニューでは守備側が数的不利の状況から始まります。数的不利の状況にある守備の2人は、相手の横パスやバックパスに対して連動して動くことで、数的同数、時には数的優位な状況を作り出しボール奪取の確立を高めることが可能になります。Viel Spaß!
重点
2人の守備(スライド、チャレンジ&カバー)、1対1、コミュニケーション、攻守の切り替え
準備
- 20x30mのグリッドにミニゴールを2つ設置し、センターラインを設ける。
- 攻撃2人(青)とフリーマン1人(黄)、守備2人(赤)がボールとともに用意する。
進め方
- 攻撃の選手はフリーマンとともに攻撃方向のゴールを目指す。
- 守備チームはボールを奪った後、フリーマンとともに攻撃方向のゴールを目指す。
- シュートは相手陣地に入ってから打つことができる。フリーマンもシュートを打つことができる。
- 攻撃時、相手陣地ではオフサイドルール適用。
コーチングポイント
- 守備の2人は数的不利から数的同数の状況を作り出す。サイドに誘導したあと(図a)、ファーストディフェンダーに対して2人目が距離を縮めてタッチライン際で2対2(数的同数)の状況を作り出す(図b)。
- ボール奪取を狙う。
図b) サイドの1対1で
図c) ボールホルダーを限定したうえで横パスを狙う
図d) 自陣で相手のバックパスを狙う。バックパスに対して2人が素早く押し上げることでボール際で2対1の数的優位を作り出す。オフサイドルールを活用する。 - ファーストディフェンダーが寄せきれずに相手ボールホルダーが自由にプレーできる状態(実質3対2の数的不利)で2人目のディフェンダーが先読みして高い位置を取りすぎない。
図e) ギャップを通されてスルーパスを出される。
図f) ドリブル突破された時にカバーリングができない。 - 攻守の切り替えを素早く行う。