グループの守備

Tr181) 2対2+1フリーマン【カバーリング・スライドの導入】

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2人での守備のトレーニングですが、ファーストディフェンダーの寄せるタイミングや方向、判断や強さなど守備のベースとなる1対1の要素も含まれていて、ファーストディフェンダーに対して2人目の連動する動きカバーリングや後々のMF/DFラインのスライドの動きにつながっていきます

Tr180) 3対2では守備側が数的優位の状況で積極的にボールを奪いに行くことができましたが、このメニューでは守備側が数的不利の状況から始まります。数的不利の状況にある守備の2人は、相手の横パスやバックパスに対して連動して動くことで、数的同数、時には数的優位な状況を作り出しボール奪取の確立を高めることが可能になります。Viel Spaß!

重点

2人の守備(スライド、チャレンジ&カバー)、1対1、コミュニケーション、攻守の切り替え

準備

  1. 20x30mのグリッドにミニゴールを2つ設置し、センターラインを設ける。
  2. 攻撃2人(青)とフリーマン1人(黄)、守備2人(赤)がボールとともに用意する。

進め方

  1. 攻撃の選手はフリーマンとともに攻撃方向のゴールを目指す。
  2. 守備チームはボールを奪った後、フリーマンとともに攻撃方向のゴールを目指す。
  3. シュートは相手陣地に入ってから打つことができる。フリーマンもシュートを打つことができる。
  4. 攻撃時、相手陣地ではオフサイドルール適用。

コーチングポイント

  1. 守備の2人は数的不利から数的同数の状況を作り出すサイドに誘導したあと図a)、ファーストディフェンダーに対して2人目が距離を縮めてタッチライン際で2対2(数的同数)の状況を作り出す図b)。
  2. ボール奪取を狙う。
    図b) サイドの1対1
    図c) ボールホルダーを限定したうえで横パスを狙う
    図d) 自陣で相手のバックパスを狙う。バックパスに対して2人が素早く押し上げることでボール際で2対1の数的優位を作り出す。オフサイドルールを活用する。
  3. ファーストディフェンダーが寄せきれずに相手ボールホルダーが自由にプレーできる状態(実質3対2の数的不利)で2人目のディフェンダーが先読みして高い位置を取りすぎない
    図e) ギャップを通されてスルーパスを出される
    図f) ドリブル突破された時にカバーリングができない
  4. 攻守の切り替えを素早く行う。

バリエーション

  1. ゴール前でゴールキーパーをつけて行う。
  2. 2対2の数的同数で行う(Tr30)。
  3. 3対2の数的優位で行う(Tr180)。
  4. 3対3+1で行う(Tr105)。
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