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攻撃にはドリブル、パス、ボールコントロール、シュート、ヘディングの5つのテクニックが存在しますが、守備にもタックリング(ボールを奪う)というテクニックが存在します。攻撃のテクニックをトレーニングする機会は多くあっても、守備のテクニックを集中的にトレーニングする機会はあまりないのではないでしょうか?
このメニューではドリブルに対するステップ(バックステップ、クロスオーバーステップ)や身体の向き、ボールを奪うアクション、スライディングタックルに取り組んでいきます。慣れないステップや普段意識していない動きがあるかもしれませんが、一度であきらめずに、自分なりの間合いやステップの使い方を身につけてみましょう。守備の基本シリーズTr158)守備のアプローチとTr159)背後からの守備(インターセプト)も合わせてチェックしてみてください。Viel Spaß!
Tr158) 守備のアプローチ【守備の基本】Tr157) ドリブル対応と同じく守備の基本トレーニングです。1対1は攻撃も守備もボールが来る前から勝負が始まっています。このメニューで...
Tr159) 背後からの守備(インターセプト)【守備の基本】1対1は攻撃と守備が対面する状況と攻撃側がディフェンダーを背負った状況の2つに分けられます。このメニューは攻撃の選手がディフェンダーを背...
重点
1対1の守備(バックステップ、クロスオーバーステップ、身体の向き、ボールを奪う、スライディングタックル)
準備
- 2人組でボールを1つ用意する。
- 攻撃(青)と守備(赤)の役割を決めてスタートラインに準備する。
進め方
- 攻撃の選手はフェイントを入れながらさまざまなドリブルで指定されたラインまで前進する(例:15~20m)。
- ディフェンダーは下がりながらドリブルの対応を行う。
- 役割を変えながら行う。
バリエーション
- ドリブル対応(抜かれない・遅らせる):相手に良い形(前を向いて)ボールを持たれた場合を想定。ディフェンダーは常に約1mの距離を保ちながら下がる(コーチングポイント①~④参照)。
- ボールを奪う:ドリブルする選手はあらかじめ取り決めたタッチ数(例:5タッチ)でボールを前に出し突破を仕掛ける。ディフェンダーは相手とボールが離れた瞬間に体を入れてボールを奪う。慣れてきたらドリブルする選手は自由なタイミングで仕掛ける(コーチングポイント⑤参照)。
- スライディングタックル:スピードに乗ってドリブルする選手に並走しスライディングタックルを行う(コーチングポイント⑦)。
コーチングポイント
- ドリブルのスピードに合わせてバックステップを行い常に一定の距離を保つ。ドリブルスピードが速い時に近づきすぎるとスピードで振り切られてしまう。
- サイドステップを使うと空中で両足がそろう瞬間ができて細かな対応ができなくなってしまう。バックステップやクロスオーバーステップを使って常に小刻みなステップで身体の向きを調整できるようにする。相手のターンに対して自分の相手に背中を見せるターンするとボールを見失ってしまう(動画内 2分10秒~)。
- 上半身を立ててどの方向にも素早く対応できるようにする。前のめりになりすぎない。
- フェイントに惑わされずボールの動き(方向・タッチの大きさ)を見極める。
- 相手がいつでもボールをコントロールできる時に不用意に足を出してかわされないようにする。相手の足からボールが離れてコントロールできない瞬間に体を入れてボールを奪う。
- 奪いに行くふりをするなど守備のフェイントを入れて相手のコントロールミスを誘う。
- スライディングタックルは最終手段として使う。上半身を立てて行うと滑りにくくなるので体を投げ出すように行う。
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