グループの守備

Tr167) 2対1でチャレンジ&チャレンジ【積極的な守備感覚を身につける】

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2対1の数的優位な状況で積極的なチャレンジ絶妙なカバーリングによりボール奪取の感覚を高めていきます。チャレンジ&カバーというよりチャレンジ&チャレンジと言えるかもしれません。

カバーリングがいる状況なので、ファーストディフェンダーは迷うことなくつぶれ役としてボールホルダーに強くアタックする感覚を身につけていきます積極的なチャレンジはファーストディフェンダーのボール奪取を増やし、万が一ファーストディフェンダーでボールを取り切れなくても2人目のディフェンダーがこぼれ球や相手のコントロールミスを回収しやすくなります。Viel Spaß!

重点

積極的な守備、チャレンジ&カバー(チャレンジ&チャレンジ)、攻守の切り替え

準備

  1. ゴール前に20x20mのグリッドを作り、ミニゴールやコーンでカウンターゴールを2つ設置する(下図a)。大ゴールやゴールキーパーが用意できない場合、フットサルゴールや少年用ゴール、ミニゴールで行うこともできる(下図b)。
  2. ゴール前にゴールキーパー、ゴール脇にディフェンダー2人(赤)が入り、ボールを1つ用意する。
  3. カウンターゴール間に攻撃の選手(青)が用意する。

進め方

  1. ディフェンダーから攻撃の選手にボールを出す。ボールが出た瞬間ディフェンダーは動き出すことができる。
  2. ボールを受けた攻撃の選手はゴールを目指す。
  3. ディフェンダーがボールを奪ったらカウンターゴールを目指す。

コーチングポイント

  1. 攻撃の選手はディフェンダーに寄せられる前にシュートで終わることを目指す。
  2. ファーストディフェンダーシュートコースを切りながらできる限りボールに寄せてシュートを打たせない
  3. ファーストディフェンダーつぶれ役として躊躇せずにボールホルダーに触れる距離まで寄せてプレッシャーを与える。中途半端な寄せで2人のディフェンダーが見合ってしまう形にならない
  4. 結果的にファーストディフェンダーが直接ボールを奪えることもあるが、2人目のディフェンダーボールホルダーのミスやこぼれ球の回収を狙える距離を取る下図c。2人目のディフェンダーの距離が遠すぎて連続で突破されないようにする(下図d)。チャレンジ&カバーというより、チャレンジ&チャレンジのような感覚だが、2人が同時にボールに飛び込み一気に突破されないように若干の段差を作る
  5. どちらがファーストディフェンダーになるか、ボールホルダーをどちらの方向に行かせるかなどコミュニケーションを図って意図を共有する。
  6. 攻守の切り替えを素早く行う。

バリエーション

  1. ディフェンダーのスタート地点やゴールの大きさを変えて難易度を調整する。
  2. 攻撃の選手が背負った状態で行う(下図)。
  3. 2対2で行う(Tr112)。
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