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ゴールキーパーをあえてゴール前に入れずに1対1を行うことで、ディフェンダーが自然とボールホルダーに自由を与えない距離を感じ取り、守備強度を高めることができるメニューです。
小学生から大人まで、インターセプトやディレイ、シュートブロックなど1対1の守備の基本と使い分けも学ぶことができます。Viel Spaß!
重点
ファーストディフェンダーの守備(ボールへのアプローチ、ボールホルダーとの距離)、攻守の切り替え
準備
- ゴール前15~17mの位置に攻撃の選手(青)がディフェンダー(赤)を背負った状態で準備する。
- ゴールから25mの位置にディフェンダー用のカウンターゴールとしてミニゴールを2つ設置する(コーンやマーカーでも可)。
- ミニゴール間に十分なボールを集め、サーバー(黄)が準備する。
進め方
- 攻撃の選手はサーバーからボールを受けゴールを目指す。どこからでもシュートを打つことができる。
- ディフェンダーはボールを奪ってミニゴールを目指す。
コーチングポイント
- ディフェンダーはボールの移動中にできる限り相手に寄せて、可能であればインターセプトを狙う。ただし、相手に体を入れられている時に不用意に飛び込んで入れ替われない。
- 相手にボールを収められた場合、相手にターンをさせない距離を保ちプレッシャーをかけ続ける。この時、相手はゴールに背を向けてシュートを打てない状況なので、慌てて飛び込んで入れ替わらない。
- 不用意なターンやコントロールミスで相手からボールが離れた瞬間に、体を入れてボールを奪う(図a)。
- 相手に前を向かれた場合、相手をスピードに乗せない(自由を与えない)距離を保ちながら、ゴールとボールを結ぶラインに立ち続ける(ディレイ・シュートブロック)。相手のコントロールミスなどでボールが離れた瞬間に体を入れてボールを奪うか、シュートを打たれたとしても正面に立ち続けることでブロックが可能になる(図b)。
- 攻撃側はサーバーからボールを受ける時に、ゴールに背を向けて直線的に寄るのではなく、ボールに対して斜めのポジショニングを取ることで、「足元で受ける」と「背後を取る」の選択肢を持ちながら攻撃をすることが可能になる。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- サーバーがボールを投げて浮き球から開始する。
- 攻撃とディフェンダーが向き合った状態から開始する。
- 2対2で行う。
- 1対1+1DFで行う。