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ドイツの国際指導者カンファレンス2024で紹介された、利き足でも逆足でもシュートが打てるようになる基本シュート練習です。サッカーを始めたばかりの子供や小学生だけでなく、ある程度経験のある中高生以上にとっても数週間続けることで違いを実感できるメニューです。
ゴールへの最短距離であるニア下、GKがニアを警戒したらファー下、重心が下がったGKに対してのニア・ハイの3つの基本コースを、まずはGKがいない状況で正確に狙えるように体に染みつけていきます。Viel Spaß!
【動画内容】
01:08 ① ニア下
01:56 ② ファー下
02:56 ③ ニア・ハイ(上)
04:08 ④ ゴール斜めから(カットイン)
04:58 ⑤ 距離を広げて正面から
重点
両足でのシュート(ニア下、ファー下、ニアハイ)、集中力
準備
- ゴールから約10mの位置にマーカーで一辺1,5mの四角形を作り、内側に80cm幅でポールを2本立てる(マーカーでも可)。
- ゴールの内側にコーンやミニゴールを置いて、両サイドに1mのターゲットを作る。
- ボール出し役を1人決めて、残り3~5人がボールを持って並ぶ。

進め方
- 先頭の選手がポール間を通してボール出し役にパスを出す。
- ボール出し役は斜め前にボールを転がす。
- 先頭の選手はボール出し役の後ろを回ってから狙った場所にシュートを打つ。
下図a) ニア下
下図b) ファー下
下図c) ニア・ハイ(上) - シュートを打った選手はボールを拾ってから列に並び、別の選手も同じように繰り返す。
- 左右交互にシュートを打ちながら、時間(例:2分)や回数でボール出し役を変える。



コーチングポイント
- 利き足だけでなく、両方の足でチャレンジする。右側に流れたボールに対しては右足で、左側の時は左足で。
- シュートを打つ前にゴールの位置(実戦ではGKの位置も)を確認し、シュート時にはボールをよく見て芯を捉える。
- ボールの横に軸足を踏み込み、蹴る足の足首を固めてボールに力を伝える。
- ニア下に蹴る時は足を横に振りすぎず、押し出すイメージで流し込む。
- 1日だけでなく数週間かけて反復して体で覚える。
バリエーション
- ゴールまでの距離を変えて難易度を調整する。
- 個人やグループで競争形式で行う。
- ゴールの斜め前から行う(下図)。
