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Tr79) 2対1+1(ドリブルとパスの使い分け)に続き、ディフェンダーの行動に応じて効果的な選択肢を選び、短い間でも判断の変更を必要とするメニューです。今回、攻撃側には大きく分けて3つの攻略方法がありますが、ドリブルをしている選手だけでなくフリーマン役にも限られた時間の中で臨機応変な行動が必要となってきます。
試合の中ではドリブルしている選手は常にいくつかの選択肢(ドリブルやいくつかのパスコース、シュート)を持つことにより、目の前のディフェンダーは的を絞りにくくなります。逆に、ドリブルしている選手が選択肢の存在に気がつかずに自ら1対1の状況に持ち込んでしまうとディフェンダーは的を絞って守備を行いやすくなります。また、相手ゴール前ではチャンスとなる1対1に気がつかず非効果的なパスに逃げてしまうとチャンスを逃してしまいます。
ディフェンダーの行動に応じて最適な判断を下し、さらにわずかな変化を見極めて短い時間のなかでも判断を変更できるようにチャレンジしてみましょう。Viel Spaß!
重点
ゲームインテリジェンス(状況把握・判断)、オフ・ザ・ボールの動き、ドリブル、パス(ワンツー、1タッチ)、3人目の動き、身体の向き、攻守の切り替え
準備
- 9x12mのグリッドを作る。
- 攻撃方向(どちらかの短い辺)を決めて2人がグリッド内に、短い辺にフリーマンが1人ずつ入る。
進め方
- ボールを持っている選手(青)はフリーマン(黄)と協力して攻撃方向の短い辺のドリブル突破を目指す。
- ボールを持っていない選手(赤)がボールを奪ったらフリーマンと協力して攻撃方向にドリブル突破を目指す。
- フリーマンは1タッチのみでプレーし、フリーマンからフリーマンへのパスも可能。
- 6人ほどで役割を変えながら行う。もしくは負け残り。
コーチングポイント
- ディフェンダーの動きに応じて攻撃方法を使い分ける。
a) ドリブルで仕掛ける
b) 前方のフリーマンとワンツー
c) 後方のフリーマンを使い、前方のフリーマンを経由して3人目で受ける - フリーマンにパスを出したあとパスコースを作る。斜めに動くことにより、逆のフリーマンがもう一つのパスコースを作ることができる(図d)。
- 斜めに動いて身体の向きを整えることによりディフェンダーの動きを把握する(図d)。
- フリーマンはディフェンダーにパスを読まれたら判断を変更する。例:グリッド内の選手にパスを渡さずにもう一人のフリーマンを使う。その時、グリッド内の選手はすぐにサポートの場所を変更する(図e)。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- レベルに応じてグリッドの大きさを変更する。
- 易しい:フリーマンは2タッチ以内で行う。
- 2対2+2で行う。