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ドイツのアカデミー(U19)で行われていた1対1のトレーニングです。シュートを打ち終わったら逆チームの選手がすぐに攻撃をはじめ、攻撃だった選手はすぐにディフェンダーとなり連続で1対1を行います。さまざまなタイミングで1対1が始まるので、2人が対面する状況やディフェンダーが横や後方から追いかける状況などさまざまな1対1を経験することができます。
時間内でゴール数を競ったり、目標ゴール数を設定して競ったりすることで勝負にこだわりながら盛り上がるトレーニングとなるでしょう。Viel Spaß!
重点
1対1(対面、サイドからDFが寄せてくる、対GK)、攻守の切り替え
準備
- 2つのゴールを斜めの関係に置き、各ゴールの25~30m前にスタート地点を設ける。
- 2チームに色分けして、攻撃するゴールを決める。
- 各チームの選手がボールとともにスタート地点に、ゴールキーパーがゴール前に入る。
- どちらかのチームの選手1人がディフェンダーとして準備する。
進め方
- 片方のチーム(青)が攻撃を始めゴールを目指す(下図①)。ディフェンダー(赤)が奪ったら逆のゴールを目指す。
- どちらかの選手がシュートを打ったら、逆チームの選手(赤)がすぐにドリブルを開始し、攻撃チームだった選手(青)はディフェンダーとなり1対1を行う(下図②)。
- 同じように続け、時間内でゴール数を競う。もしくは目標ゴール数を決めて競う。
コーチングポイント
- 攻撃の選手は時間をかけずに必要最低限のフェイントともにゴールを目指す。ディフェンダーを突破してから、もしくは突破する前にシュートを目指す。
- ディフェンダーが横や後方から追いかけてきた場合、ディフェンダーの前(ゴール側)にドリブルコースを取ることでディフェンダーがボールに触れないようにする。
- ゴールキーパーと1対1になったら冷静にゴールキーパーの位置や重心を把握してシュートを打つ。ニア、ファー、股下など。
- ディフェンダーはできる限り早く相手の前に入り攻撃を遅らせる。
- 不用意に足を出して一発で抜かれないようにする。可能であれば足からボールが離れた瞬間に体を入れてボールを奪う。
- ゴールキーパーと協力してゴールを守る。半身に構えてドリブルする相手を利き足とは逆サイドに追い込む。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- 時間内でゴール数を競う。もしくは目標ゴール数を先に達成したチームの勝ち。
- ゴールキーパーがいない場合、ミニゴールで行う。
- サイドや距離を変えて行う。