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エッケなど1つのグリッド内でのボール回し系の発展メニューです。
試合の中では同じエリアでボールを回していてもゴールすることができません。むしろ相手の選手が集まってきてボールを奪われやすくなってしまいます。安定しながらボールを保持できたら、ゴールを奪うために前進したり相手のいないエリアにボールを運んだりすることにもチャレンジしてみましょう。1つのエリアでボールを保持することでいっぱいいっぱいにならないようにしましょう。
人数が12名いない場合、ボールの移動に応じて攻撃の選手も移動することで行うことが可能です。11人の場合、攻撃の選手がボールサイドに1人移動。10人の場合、攻撃の選手がボールサイドに2人移動。9人の場合、3人組3グループにして行う(中央エリアのディフェンダーは1人のみ)。Viel Spaß!
重点
ポジショニング、身体の向き、パス&ボールコントロール、ドリブル、状況把握・判断、攻守の切り替え
準備
- 15x20mのエリアを2つ作り、間に5mのエリアを設ける。
- それぞれのエリアに攻撃チーム(青と緑)が4人ずつ入り、守備チーム(赤)はボールのあるエリアに2人、中央のエリアに2人入る。


進め方
- 攻撃チームは守備チームにボールを奪われないようにパスを5本以上つないでから、逆エリアにいるチームにボールを送る(図a)。
- 守備チームがボールを奪ったらドリブルやパスでグリッド外に脱出を試みる。守備チームは中央エリアでパスをインターセプトできる。
- 攻撃チームが逆エリアにパスをつないだら、守備チームの選手はそれぞれエリアを移動する(図a)。
- 時間で役割を交代する。例:2分、3回ボールを奪われたら
コーチングポイント
- 数的優位を活かせるポジショニング、パス、ファーストタッチ、ドリブルで安定してボールを保持する。
- 守備チームを一方にひきつけた後、突っ込まずに空いているサイドを使う(図b)。
・ 直接逆サイドに展開
・ ディフェンダーが先読みしたらギャップを経由して展開 - 相手のスライドに追いつかれないように鋭いパスを心がける。味方の時間を作る。
- 引き付けた後の逆サイドの味方が効果的なポジショニングを取りサポートする。ボールに寄りすぎたり低くなりすぎたりすると相手のスライドに追いつかれてしまう(図c)。
- 逆エリアにボールを送る時、中央エリアのディフェンダーにパスをひっかけないように顔を上げながらプレーしディフェンダーの位置を正確に把握できるようにする。
- 攻守の切り替えを素早く行う。


バリエーション
- グリッドの大きさやタッチ数を調整する。
- 中央のディフェンダーを1人で行う(Tr16) 4対2+1 安定しながら前進)。
- ディフェンダーがボールを奪ってから攻めるためのミニゴール(カウンターゴール)をグリッドの周りに設置する。
オフ・ザ・ボールの動き(サポート) ゲームインテリジェンス ジュニア ジュニアユース パス ファーストタッチ(ボールコントロール) ユース以上 攻→守への切り替え 状況把握(認知)・判断 身体の向き(視野の確保)
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