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Tr46) 4対3 ビルドアップの基本に攻撃と守備を2人ずつ加えて6対5に発展したメニューです。基本的な考え方は同じで、片方のサイドにディフェンダーを引き付けたあと、逆サイドの数的優位を攻略していきます。異なる点は、左か右かだけでなく、ディフェンダーが先読みしてスライドしようとしたときに中央の選択肢もできることです。
キーパーと4バック+ボランチで数的優位を活かし、ミドルサードまで安定したビルドアップで前進できるようにチャレンジしてみましょう。Viel Spaß!
Tr43) 4対3【ビルドアップの基本】4バックとキーパーでビルドアップの基本を学ぶメニューです。
試合では攻撃チームはゴールキーパーを含めると自陣で数的優位の状況が多く...
重点
ビルドアップ(ポジショニング、身体の向き、ファーストタッチ、パス、ドリブル)、状況把握、攻守の切り替え
準備
- センターライン上の両サイドと中央にコーンで幅8mのドリブルゴールを作る。
- センターラインから18mあたりにプレッシングライン(点線)を設ける。
- ハーフコート内にビルドアップチーム(青)としてキーパーと4バック、ダブルボランチを配置する。
- プレッシングチーム(赤)として3トップとダブルボランチを配置する。
進め方
- ビルドアップチームはGKから攻撃を始め、ドリブルゴール突破を目指す。
- プレッシングチームはプレッシングラインからスタートしてボールを奪ったらゴールを目指す。オフサイドルールあり。
- ボールがフィールド外に出たらGKから再開する。
コーチングポイント
- ゴールキーパーがビルドアップに加わることでセンターバック同士が幅を取る。味方にパスを出した後、ボールホルダーの斜め後ろでサポートしバックパスコース(数的優位)を作り続ける(下図a)。
- プレッシングチームの位置と人数を把握しながらプレーする。相手ディフェンダーを片方のサイドに引き付けて4対4になったら、逆サイドは2対1の数的優位(下図d)。相手ディフェンダー(特にボランチ)が逆サイドへの展開を先読みしたら中央が空く。焦って同サイドに突っ込むのではなく、数的優位を活かして相手の状況を見ながら我慢強くビルドアップを行う。
- 逆方向や攻撃方向の状況を把握できるように身体の向きとファーストタッチを調整する。
- ゴールキーパーがボールを持っている時にディフェンダーが高い位置を取りセンターバックを狙ってきたら、サイドバックに1つ飛ばすパスを出す。飛ばされるのを警戒されてプレッシングチームが下がれば、センターバックが余裕をもって受けることができる。
- サイドバックは高い位置で相手フォワードをひきつけ、状況に応じて動きなおす。
・ 相手よりも高い位置か同ラインで鋭いパスを受け突破を試みる(図a)
・ センターバックのパスコースを作るために下がる、中に入る(図b) - ボランチが高さを変えて中間ポジションでサポートする。
・ ボールに近いボランチが最初からボールに寄ってスペースを消さない。
バックパスでさらにスペースがなくなってしまう(図c)
・ 近いほうが引っ張ってスペースを空け、遠いほうが斜めに降りる(図d)
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- 守備チームのプレッシングライン(スタート地点)を変更する。もしくは設定なしで行う。
- 7対6で行う(Tr48:対2トップ)。
Tr48) 7対6【2トップに対するビルドアップ】Tr43) 4対3やTr47) 6対5では守備チームの3トップ(中央が1人)に対してのビルドアップを行いましたが、今回は守備チームを2ト...