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4バックとキーパーによるビルドアップの基本を学ぶメニューです。
試合では攻撃チームはディフェンディングサードで数的優位の状況が多く、ミドルサードでは数的同数、アタッキングサードでは数的不利になる傾向があります。数的優位を活かしたビルドアップにより安定してミドルサードに前進できれば、より相手ゴールの近い位置から精度の高い攻撃を仕掛けることができます。逆に数的優位を活かすことができなければ相手の少ない人数のプレッシャーでロングボールを強いられ、すぐに相手にボールを回収されてしまう可能性も高まります。
このメニューでは4バックとキーパーが数的優位を活かして相手の3トップ攻略を目指します。ディフェンスラインとキーパーで最低でも相手フォワードの脇まで前進できるようになりましょう。Viel Spaß!
スムーズにできるようになったら6対5に発展してみましょう!

Tr47) 6対5【ビルドアップの基本】Tr46) 4対3 ビルドアップの基本に攻撃と守備を2人ずつ加えて6対5に発展したメニューです。キーパーと4バック、ボランチで数的優位を...
重点
ビルドアップ(ポジショニング、身体の向き、パス、ファーストタッチ、ドリブル)、攻守の切り替え
準備
- センターライン上の両サイドにコーンで幅8mのドリブルゴールを作る。
- センターラインから18mあたりにプレッシングライン(点線)を設ける。
- ハーフコート内にビルドアップチーム(青)として4バックとキーパー、守備チーム(赤)として3トップを配置する。

進め方
- ビルドアップチームはキーパーから攻撃を始め、ドリブルゴール突破を目指す。
- 守備チームはプレッシングラインからスタートしてボールを奪ったらゴールを目指す。オフサイドルールあり。
- ボールがフィールド外に出たらGKから再開する。
コーチングポイント
- キーパーやセンターバックはボールホルダーの斜め後ろでサポートする(下図)。
- ドリブルで運ぶことにより、相手ディフェンダーを片方のサイドにひきつける(下図)。
十分にひきつけないと3トップにスライドされてしまう。
片方のサイドが2対2になったら、逆サイドは2対1の数的優位。 - 鋭いパスで逆サイドに展開し、守備チームのスライドが間に合わないようにする。
逆サイドで数的優位(2対1)を作り出す(下図、左上)。 - 逆方向や攻撃方向の状況を把握できるように身体の向きとファーストタッチを調整する。
- 3トップが前掛りに来たら、サイドバックに1つ飛ばすパスを出す(下図、右上)。
サイドバックがマークされたらセンターバックからやり直す。 - 相手がパスを先読みしたらボールを運ぶセンターバックは入れ替わるチャンス(左下)。
- ボールを運ぶセンターバックは追い込まれても慌てない。
相手から遠いほうの足でターンをして展開のチャンスを伺う(右下)。 - 守備への切り替えを素早く行う。




バリエーション
- 守備チームのプレッシングライン(スタート地点)を変更する。
- ウォーミングアップ用のパス練習 ⇩⇩⇩

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