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ボランチやトップ下など中盤の中央でプレーする選手は、360度、相手や味方の位置を把握しながら、様々な方向からボールを受けてプレーする必要があります。
その中でトッププレーヤーは「ボールを失う回数が少なく、しかも、攻撃方向にボールを送る回数が高い」という傾向があります。安定しつつも、効果的なアクションを行っていると言えます。
このメニューは味方とポイント形式で楽しく競いながらも、中盤で必要とされる視野の確保や認知・判断力、ファーストタッチや正確なパスを磨いていくことが可能です。Viel Spaß!
重点
認知・判断、視野の確保(ポジショニング、身体の向き、首を振る)、ボールコントロール、パス
準備
- 20x20mのグリッドを作り、各辺の真ん中にミニゴールを設置する。
- 各ミニゴールに色の異なるビブスをかける(例:赤・青・黄・緑)。もしくは色の異なるマーカーを置く。
- グリッド内に選手(青)が1人入る。
- 1つの角にサーバー(赤)がボールとともに準備する(例:5球)。
- サーバーの隣の角に合図役の選手(黄)が4色のビブスを持って準備する。
進め方
- 合図役の選手がビブス1枚を上にあげる。
- 同時に、サーバーがグリッド内の選手にボールを出す。
- グリッド内の選手はボールを受け、合図役が出している色と同じ色のミニゴールにパスを出す(下図)。
- 全てのボールがなくなるまで同じように続ける。複数の選手でミニゴールに決まったボールの数を競う。
コーチングポイント
- ボールを受ける前に、合図役とサーバーが同時見えるポジショニングと身体の向きを整える。
- ボールの移動中に首を振り、合図役が出している色のゴールの位置を把握する。
- ファーストタッチで目指すゴールの方向にコントロールする。
- ファーストタッチからパスまでを素早く正確に行いゴールを目指す。
- 一度のミスに動揺することなく、アクションに集中する。
バリエーション
- ボールの数を変更する。
- 2タッチ以内でゴールを狙う。
- サーバーが浮き球も出す。
- 利き足以外でパスを出す。
- コントロールした足と逆の足でパスを出す。
- サーバーと合図役が対角に立つ。同時に把握しづらくなり難易度が上がる(下図)。