シュート

Tr204) N字パス【両足で蹴れるようにする】

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ドイツのサッカー国際会議ITK2024の2日目に「フォワードのための個別トレーニング - どちらの足でもシュートを打てるようにする」という講演の中で紹介されたメニューの一つです。ボールの軌道がN字になるようにパスを行います。

「右側にいる時は右足のみ、左側にいる時は左足のみを使う」という設定を入れることで、自然と利き足だけでなく逆の足も使う機会を作り出しています

「(バイエルン・ミュンヘンのイングランド代表FW)ハリー・ケインは18歳の時に3ヶ月間、左足のトレーニングに集中して両方の足でシュートを打てるようになった」と講師のPeter Schreinerさんが語っていました。Viel Spaβ!

重点

両足を使う、インサイドキック、ボールコントロール、コミュニケーション

準備

  1. 図のように1~1,5mの間隔でマーカーを置く。
  2. 2人でボールを1球用意する。

進め方

  • 中央のマーカーよりも右側にいる時は右足のみ、左側にいる時は左足のみを使いパスを行う。
  1. ボールを持ってる青は右足で赤の左足にパスを出す。
  2. 赤は左足を使い1タッチで青にパスを返し、右側に移動する。
  3. 青は右足を使い1タッチで斜め前の赤にパスを出し、(自分の)左側に移動する。
  4. 赤は右足を使い1タッチで青にパスを出す。
  5. 青は左足を使い1タッチで赤にパスを返し、(自分の)右側に移動する。
  6. 赤は右足を使い1タッチで斜め前の青にパスを出し、左側に移動する。
  7. 同じように続ける。例:30回、2分間

コーチングポイント

  1. 細かなステップを使い、できる限り指定された足でボールを蹴る。
  2. ボールを蹴る時に、蹴る足のつま先を上げて固定する(インサイドキックの形)。
  3. くるぶしとかかとの間の固い部分でボールを捉える
  4. 足を振るのではなく押し出す(突き出す)イメージでボールを味方に送る
  5. コミュニケーションを図り、ボールと人の移動を円滑に行う。

バリエーション

  1. アウトサイドのみで行う。
  2. マーカーの距離を変えて行う。
  3. 4人組で行う(下図)。
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