カウンター

Tr41) 砂時計型フィールドでのカウンター

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Tr40) ダイアモンド型フィールドでビルドアップと同様に特殊な形のフィールドで特定のアクションを引き出すメニューです。ホッフェンハイムを3部リーグからブンデスリーガ1部に連続昇格させたラルフ・ラングニック監督(2019年時点でRBライプツィヒスポーツディレクター)は、フィールドを砂時計型に切り取ることにより中央エリアでの縦へのアクションの改善を図りました。ドイツの国際指導者カンファレンス2013でラングニック監督により紹介されました。

重点

中央からのカウンター、縦パス、攻守の切り替え、オフ・ザ・ボールの動き、身体の向き

準備

  1. ペナルティエリアの角と角を曲線で結ぶ(センターラインの幅は約20m)。
  2. センターラインからそれぞれ約18mの位置で区切りセンターエリアを作る。
  3. それぞれのチームのフィールド選手10名がセンターエリアに入る。
  4. センターエリアの両脇にフリーマンが1人ずつ入る。

進め方

  1. コーチから一方のチームにパスを出し、砂時計型フィールド内でゲームを行う。
  2. センターエリア内ではオフサイドはない。

コーチングポイント

  1. 攻撃チームは積極的にグラウンダーの鋭い縦パスを狙う。特にカウンター時は相手の守備が整う前の一瞬の隙を狙う(下図、左)。
  2. ディフェンダーの陰に隠れないように角度を変えてサポートする。
  3. 全員がボールに寄りすぎず、裏を狙う動きで深さを作る(下図、右)。
  4. 3人目を絡めたコンビネーションを行えるポジションを取る(下図)。
  5. 攻守の切り替えを素早く行う。
    ・ ボールを奪われてもすぐに奪い返すチャンスを逃さない。
    ・ ボールを奪ったあとカウンターのチャンスを逃さない。

バリエーション

  1. センターエリアをペナルティエリアまで広げて難易度を下げる。
  2. ゴールをペナルティエリアのラインまで出して難易度を上げる。
  3. ボールが出た場合、コーチからではなく相手チームのキーパーからリスタートする。
  4. 人数が足りなければペナルティーエリアのラインまでゴールを出して8対8などで行う。
  5. サイドのエリアで行う(Tr42 バナナ型フィールドでのカウンター)。
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