Tr12) 長方形でのエッケなどでパス&ボールコントロールやサポートの動きが上達してミスが少なくなったら、もっと動きをつけて練習を発展させてみましょう。Tr16) 4対2+1DF 安定しながら前進は守備を増やしてさらに難しくしたものです。
実戦では同じ場所でいくらパスを回していてもボール保持率が高くてもゴールを決めることはできません。安定してボールを保持しながら前進・チャンスメイクする土台作りにチャレンジしてみましょう。Viel Spaß!
重点
パス&ボールコントロール、ドリブル、サポート、身体の向き、状況把握、攻守の切り替え
準備
- 8x16mの長方形を作り、マーカーで半分に区切る。
- 片方のエリアに攻撃(青)と守備(赤)が4対2になるように入り、逆側のエリアに攻撃がもう1人入る。
進め方
- 攻撃側は4対2の状況でディフェンダーにボールを奪われずに2タッチ以内でパスをつなぐ。
- 10本以上パスをつなぐか、2人のディフェンダーの間(ギャップ)を通したら、逆エリアの味方にパスで展開する。パスはグラウンダーのみ(浮き球なし)。
- 逆エリアにボールが届いたら、攻撃の3人とディフェンダーが移動して再び4対2の状況を作り(下図)同じように続ける。
- ディフェンダーはボールを奪ったらドリブルでグリッド外に脱出を試みる。
- 攻撃側はボールを奪い返せばパスの本数を0にリセットして攻撃を続けることができる。
- 一定時間でディフェンダーを交代する(例:2分、攻撃側が2回ボールを失ったら)。
コーチングポイント
- ボールホルダーをサポートしてできる限り多くのパスコース(左右・ギャップ)を作る。
- 正確なパス(スピード、味方のどちらの足に出すか、ギャップか外か)やボールコントロールを心がける。
- 身体の向きを調整して視野を確保し味方やディフェンダーの状況を把握する。
- 1タッチパスやスムーズなターンでディフェンダーに寄せられる前に展開する。
- ボールコントロールとパスを異なる足で行うことにより、狭いエリアでのプレースピードを上げる。
- 逆エリアにいる選手も角度を変えてサポートする。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- レベルに応じてグリッドの大きさを変更する。
- レベルに応じてタッチ数を調整する(2タッチ以内、フリーなど)。
- ボールを奪われた選手がディフェンダーとなる。
- サイド(長い辺側)の選手からの展開は1タッチのみにする。
- ドリブルで逆エリアに侵入もOKにする。
- 人数が多ければ、逆エリアで待つ攻撃の選手を増やす(4対2+2、4対2+3)。
- ディフェンダーの人数を増やしたバージョン(Tr16 4対2+1 安定しながら前進)
Tr16) 4対2+1DF【ビルドアップの準備】Tr14) 3対1+1 安定しながら前進やTr15) 4対2+1 グリッドチェンジにディフェンダーを増やして発展させた形です。
実...