フリーマンを使い攻撃側が数的優位になることでゴール前でのチャンスメイクやシュートシーンが多くなります。人数が少なければフリーマンをフィールド内に入れて行う5対5+5(下図)やサイドのフリーマンを外して4対4+4にも調整可能です。
シュートチャンスはたくさんありますが、やみくもにミドルシュートを打つだけでなく、相手のプレッシャー下でも状況を正しく認識して最も確率の高い選択肢を選び得点力アップを目指しましょう。Viel Spaß!
どの場所からどのようなシュートが多くゴールにつながっているかは ↓↓↓
データから見るサッカーの知識と先入観【疑うことが進歩の始まり】「勝つためにはもっと走らないといけない!」
「ボールポゼッション率を上げれば勝てる!」
「ミドルシュートをたくさん打てば点が入る!」...
重点
チャンスメイク&シュート(状況把握・判断、オフ・ザ・ボールの動き、身体の向き、ファーストタッチ、パス、ドリブル、シュート、攻守の切り替え)
準備
- 40mxペナルティエリア幅のグリッドを作りゴールを設置する。
- グリッド内に6対6+キーパーが入る。
フォーメーション例:2-3-1、3-2-1、3-3-0 - ゴール脇とタッチライン沿いにフリーマンを合計6人配置する。
進め方
- 攻撃方向を決めてオフサイド無しのゲーム。
- グリッド内の選手はタッチ制限なし、フリーマンは2タッチ以内でプレーする。
- キーパーからフリーマンへのパス、フリーマン同士のパスは禁止。
- ボールがグリッド外に出たらキーパーからリスタート。
- 時間でフィールド内とフリーマンを交代する。
例:4分、休息1~2分、各チーム4~6ゲーム
コーチングポイント
- フリーマンとともに数的優位を活かせるポジションを取る。
- 身体の向きを整えて状況を把握する。できれば次の展開を予測する。
- 慌ててシュートを打たされるのではなく、局面の中で最もよい選択肢を選ぶ。
チームとして
・ 相手の守備が整っていないから素早く攻める
・ 相手の守備が整っているから数的優位を活かす
個人として
・ シュート(1タッチ、コントロール、距離、角度、コース、タイミング)
・ パス、ワンツー、3人目を絡める
・ ドリブルで仕掛ける - 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- 人数に合わせてフィールド内やフリーマンの数を調整する。
・ 中が同数でゴール脇にフリーマン(3対3~6対6+4など)
・ 中が同数でサイドにフリーマン(3対3~6対6+2など)
・ 中にフリーマンを1人入れる - フリーマンのタッチ制限を調整する。
・ フリーマンは1タッチのみ
・ ゴール脇のフリーマンは1タッチでサイドは2タッチ以内 など