サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr76) 3対1x4(グリッドチェンジ)

Tr8) 3対1のエッケ(ボール回し)を1タッチ(小学生であれば2タッチ以内)で20回余裕でできるのであれば挑戦してみてください。同じ場所でパスを回していてもゴールを決めることはできません。むしろディフェンダーの数が増えてきてボールを奪われる可能性が高まります。同じエリアでのパス回しにいっぱいいっぱいになるのではなく安定しながらディフェンダーが出てきたら空いたスペースに移動(前進、相手の少ないエリアに脱出)できるようにチャレンジしてみましょう。Viel Spaß!

重点

ポジショニング、身体の向き、パス&ボールコントロール、状況把握・判断、コミュニケーション、攻守の切り替え

準備

  1. 14x14mのグリッドを4分割する(7x7mx4グリッド)。
  2. 一つのグリッドに攻撃3人(青)と守備1人(赤)が入る。
  3. 残りのグリッドに攻撃が1人ずつ入る。
  4. 守備2人が中央のマーカーで待機する。

進め方

  1. 1つのグリッド内で3対1を行いパスを5本以上つなぐ。1タッチ。
  2. パスを5本以上つないだら、左右どちらかのグリッドに展開する(左図)。
  3. ボールのあるグリッドで3対1になるように攻撃と守備の選手が移動する(右図)。
  4. 展開されたパスのみ他のグリッドで待つ選手はボールをコントロールしてよい(2タッチ以内)。コントロールした場合は同じように1タッチで5本以上パスをつなぐ。例外として、展開されたパスを1タッチであれば他のグリッドに連続して展開してもよい(リターンもあり)。
  5. 守備チームはボールを奪ったらグリッド外にドリブルで脱出を試みる。
  6. ディフェンダー役を変えながら行う(例:2分、攻撃側に3回ミスがあったら)。

コーチングポイント

  1. 安定するためにポジショニングを調整してパスコースを作る。
  2. 安定するためにパススピード味方のどちらの足に出すかを調整する。
  3. 安定しながら他のグリッドへのパスが出しやすい身体の向きを整える。
  4. 展開後、できる限り早くサポートを行う。予測する。
  5. 展開後、味方のサポートよりもディフェンダーの寄せが速ければ、コントロールせずに1タッチで連続して展開する。コントロールと1タッチの使い分け
  6. 攻守の切り替え。

バリエーション

  1. 習熟度に応じてグリッドの大きさやタッチ制限を変更する。
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