サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

TR60) ダイアゴナルパス【斜めのパス】

Tr59) 十字のパス(縦パス、スルーパス)と同様に、縦パスが通らない、なかなか前進できない、と言った状況を改善するためのメニューです。

ボールが欲しいからと言ってただ単にボールに寄るだけではディフェンダーに的を絞られやすくなります。ボールに対して斜めのポジションを取ることによりディフェンダーはボールとマークを把握しづらい状況になります。さらに一直線ではなく斜めのポジショニングにより背後の味方のためにパスコースを生み出すこともできます。自分だけでなく味方との関係も意識しながらディフェンダーを困らせるポジショニングやコンビネーションを身につけましょう。Viel Spaß!

Tr59) 十字パス【縦パス・スルーパス】縦パスを入れることができない、なかなか前進することができない、そういった状況を改善するための実戦的なパス&ボールコントロールのメニューで...

重点

パス(ダイアゴナルパス・1タッチパス)、ポジショニング、身体の向き、ファーストタッチ、3人目の動き

準備

  1. 30x20mのグリッドを作る。
  2. 5~6人組を2グループ作り色分けする。
  3. 各色が対角に1人ずつ、残りの選手は各色でボールを1つ用意してグリッド内に入る。

進め方

パターンA(図A)

  1. グリッド内で自由に動きながら、同じ色の選手同士でパスを出しあう。
    横パスやバックパスでなく、できる限り斜め前の味方にパスを出していく。
  2. パスが角にいる選手に出されたら、パスを出した選手は受け手として角で待つ。
  3. 角でパスを受けた選手はドリブルで中に入り、同じように続けていく。

パターンB: 3人目の動き(図B)

  1. 1つ深い位置の選手にパスを出し、受け手は1タッチで他の味方に落とす。
  2. 3人目の選手はできる限り1タッチで再び斜め前の選手にパスを出す。
  3. 同じように続けて、角にいる選手にパスを出したら役割を交代していく。
  4. 角の選手のみ2タッチ以内、残りはなるべく1タッチで行う。

パターンC: パターンAとBを自由に組み合わせる

コーチングポイント

  1. パスにメッセージを込める。
    自分から遠いほうの足に鋭いパス → ターン!
  2. パスの受け手は斜めのポジションを取り身体の向きを整える(視野の確保)。
  3. 状況に合わせてファーストタッチからパスをスムーズに行う。
    ・ ファーストタッチで前を向く
    ・ 他の選手やボールとぶつかりそうだからファーストタッチでかわす
  4. 自分の所にパスが来なかったら3人目として受ける準備をする。
  5. 無理に1タッチでパスを出さない。ぶつかりそうなら判断を変更する。
  6. 状況を把握してターンと落としを使い分ける(パターンC)。
    ・ 周りに誰もいないからターン
    ・ 他とぶつかりそうだから落とし

バリエーション

  1. 同じ色ではなく交互にパスを出す。例:青は赤に、赤は青に
  2. 全て浮き球で行う。
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