サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr190) 【サイドチェンジ導入】2+2対2+2

Tr189) 【サイドチェンジの導入】10人組パスをそのまま使って対人形式に発展し、サイドチェンジに必要なポイントに取り組むことができるメニューです。

人数に応じてグリッド内を1対1~3対3に変更して行い、スローインでリスタートするなどいくつかのバリエーションで行うことも可能です。Viel Spaß!

Tr189) 【サイドチェンジの導入】10人組パス小学生や中学生に対してはサイドチェンジの導入として、高校生以上に対してはウォーミングアップメニューとして、サイドチェンジに必要なポジショ...

重点

サイドチェンジ、ポジショニング、身体の向き、ファーストタッチ、パス、3人目の動き、攻守の切り替え、スローイン

準備

  1. 15x15mのグリッドを作る。
  2. 各チーム(青・赤)からグリッド内に2人ずつ選手が入る。
  3. 各チームのサーバーが向かい合う辺上で準備する。

進め方

  1. サーバーがグリッド内にボールを入れてスタート(図a)。
  2. ボールを片方のサーバーに渡してから(図a)、再びグリッド内でボールを受け逆のサーバーにボールを送ることができたら1ポイント獲得(図b)。
  3. ボールがグリッド外に出た場合は、相手チームのサーバーからキックイン、もしくはスローインでリスタートする。
  4. グリッド内の選手はタッチ制限なし、サーバーは2タッチ以内でプレーする。サーバーへのリターンパスは可能で、守備側はサーバーからもボールを奪うことができる。サーバー同士のパスは無し。
  5. 時間(例:2分)でポイント数を競う。

コーチングポイント

  1. サーバーからボールを受ける時にディフェンダーからしつこくマークされた場合、予備動作方向とスピードを変えてマークを外しボールを受ける機会を作り出す(図c)。
  2. サーバーからボールを受ける時、ボールだけでなく逆サイド(ディフェンダーの位置)も見えるようにバックステップを使いながらボールに対して斜めのポジショニングを取り、身体の向きを整える(図c)。
  3. ディフェンダーの状況を把握したうえファーストタッチを使い分ける。ディフェンダーが来ていなければ、逆サイドにスムーズにパスを出せる場所にボールを置く。ディフェンダーが迫ってくる場合、ファーストタッチでかわす、もしくはサーバーにリターンパスをする。ディフェンダーの位置を把握せずにボールをさらけ出して奪われないようにする。
  4. サーバーは味方へのパスにメッセージを込める。受け手にターンを促す場合は奥側の足に鋭いパスを出す(図c)。受け手がディフェンダーを背負っている場合、ディフェンダーから遠い方の足に優しいパスを出すことで1タッチでリターンパスを出せる選択肢を与えることができる(図d)。
  5. サーバーに対してグリッド内の2選手が近い位置と深い位置にポジションを取って段差を作ることで、深い位置へのパスに対して手前の選手が3人目として前向きでボールを受けて逆サイドに展開する選択肢もできる(図d)。
  6. サーバーも必要に応じてグリッド上を動き、ボールを受けられるパスコースを作る。
  7. 攻守の切り替えを素早く正確に行う。

バリエーション

  1. 人数に応じて1対1~3対3で行う。
  2. グリッドの大きさを変更して難易度を調整する。
  3. サーバーは1タッチのみ。より素早いサポートが求められる。
  4. グリッド外に出た後のリスタートをサーバーのスローインから始める。
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