サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr97) チャレンジャー vs チキン【1対1の駆け引き】

あなたはチャレンジャー?それとも慎重派?どちらもチームにとって必要なタイプの選手です。

相手ゴール前ではドリブル突破による果敢なチャレンジがチームに絶好のチャンスをもたらします。逆に、中盤や自陣ではボールを簡単に失わないキープ力、時には危険を察知してターンする慎重さも必要です。局面の状況スコア時間帯フィールド上の場所などによってもボールを失うリスクを冒してでも仕掛けるか、不必要にボールを失わないためにやり直すかの判断が必要とされます。

このメニューは個人戦チーム対抗でポイントを競い合うと盛り上がるメニューです。チャレンジャーとして仕掛けて2ポイントを奪いに行くか、慎重派(場合によってはチキン?)として確実に1ポイントを取りに行くか、相手との駆け引きを楽しんでみてください。

Tr68) 四角形でターンTr94) 四角形で速いドリブル・細かいドリブルで学んだスキルをディフェンダー相手に状況に応じて使い分けてみましょう。Viel Spaß!

Tr68) 四角形でターン【幼児・低学年対応】練習やゲームの中で相手を何人もドリブルで抜いていく子どもを目にすることがあります。こうした子どもを観察すると前にドリブルで突進するだけで...
Tr94) 四角形で速いドリブル・細かいドリブル【幼児・低学年対応】広い場所でのスピードに乗ったドリブルと、狭い場所で必要な細かいタッチのドリブルを楽しみながら学べるメニューです。ドリブルをして終わりでは...

重点

1対1(ドリブル、フェイント、ターン)、状況把握・判断、シュート、攻守の切り替え

準備

  1. 20x25mのグリッドを作り、ミニゴール(コーンゴールでもOK)を置く。
  2. ミニゴール付近に攻撃(青)と守備(赤)の選手が分かれて並ぶ。
  3. 攻撃側から10m、守備側から15mの位置にマーカーで1辺が1,5mの四角形を作る。

進め方

  1. コーチの合図で攻撃と守備の選手がスタート。
  2. 攻撃の選手はドリブルで進みゴールを目指す。攻撃も守備の選手も四角形の中に入ることはできない。
    慎重派/チキン(下図a):四角形を回ってから手前側のゴールに決めたら1ポイント。
    チャレンジャー(下図b):反対側のゴールに決めたら2ポイント。四角形を回らなくても、回ってからゴールを決めてもよい。
  3. 守備の選手はボールを奪っていずれかのゴールに決めたら1ポイント(もしくは相手のポイントを-1)。

コーチングポイント

  1. 素早いドリブル仕掛ける。四角形を越えることで前も後ろのゴールも攻める選択肢を持つことができる。
  2. フェイントターンを使い相手を動かす誘い出す
  3. ディフェンダーの動きを観てドリブルのスピードタッチ方向などを変更する。
  4. プレッシャーの中でもゴールや相手の位置を把握し、落ち着いて正確なシュートを心掛ける。
  5. 攻守の切り替えを素早く行う。

バリエーション

  1. チーム対抗個人戦でポイントを競う。
  2. 4ゴールで行う。攻めるゴール2つ、守るゴール2つ(上図)。
  3. GKをつけて行う。
  4. 2対2で行う。
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