サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr49) 4色で交差しながらターン or リターン【認知・判断】

4色が入り乱れてドリブルを行うTr33) 交差点にドリブル侵入のパス&ボールコントロールバージョンです。

下のような反復形式のパス&ボールコントロールを複数のグループが入り乱れて行います。流れ作業でテクニックだけを切り取るのではなくお互いが動く障害物となることで周りの状況(相手がいない・いる)に応じた判断とテクニック(ターン・リターン)を結び付けて磨くことができます。Viel Spaß!

重点

状況把握・判断、オフ・ザ・ボールの動き、身体の向き、パス、ファーストタッチ、コミュニケーション

準備

  1. 12mの距離でマーカーを置き、中央にもマーカーを1つ置く。
  2. 他のグループと5m空けて4列作る。
  3. 両サイドのマーカーに選手を2人ずつ配置しボールを用意する。
  4. 各グループをビブスで色分けする。

進め方

  1. ボールを持っていない側の選手が中央に斜めに移動する。
    他のグループのエリアなどどこでボールを受けてもよい(例:下図、黄色)。
  2. その時に同じサイドのもう一人が手でシグナルを出す。
    ・ 手を上げていない=背後から相手が来ている → リターンパス(下図、青)
    ・ 
    手を上げている=背後から相手が来ていない → ターン(下図、黄色)
  3. リターンパスをした場合は、動きなおして他の場所でボールを受ける。
    リターンパスは2回までとして、ターンをしたらスタートポジションに戻る。
  4. スタートポジションに戻ったら、逆サイドから選手が出て同じように続ける。

コーチングポイント

  1. 中央の選手はポジショニング身体の向きを整え、こまめに首を振って状況(手が上がっているかどうか、周囲とぶつからないか)を把握する。
  2. パスにメッセージを込める。
    中央へのパスの出し手は、パススピード味方のどちらの足に出すか調整する。
    ・ リターンするなら味方の近いほうの足に1タッチで返せる優しいパス。
    ・ ターンするなら味方の遠いほうの足に鋭いパス。
  3. ターンやリターンを正確に行う。

バリエーション

  1. 慣れてきたらサイドで待っている選手も自由に横に移動してよい。
  2. 3列で行う。
  3. 自由に動いてさまざまなパス(Tr55
Tr55) 3色でコンビネーション【ワンツー、3人目の動き、スルーパス】Tr49) 4色で交差しながらターンorリターンのように色分けしたチームが入り乱れながらさまざまなコンビネーションを行います。ディフェン...
モバイルバージョンを終了