ポゼッション系メニュー【Tr18) 4対4+3】に4つのミニゴールを設置してアレンジした複合的なメニューです。
ディフェンダーの位置や人数、空いているゴールの『認知』、「ゴールに向かう」か「展開する」かの『判断』をベースとして、サイドチェンジやポジショニング、1タッチシュートなどの重点にも取り組むことができます。
グリッドの大きさやフリーマンの人数、タッチ数など変更することで難易度を調整することが可能です。詳しくは一番下の『バリエーション』を参照してください。Viel Spaß!
Tr18) 4対4+3【ポジショナルプレーの基本】これまでディフェンダーが1人や2人の設定で判断を伴ったテクニックとともにポジショニングの基本を学び、Tr17) 5対3ではディフェンダー...
重点
状況把握・判断、サイドチェンジ、サポート、パス、ボールコントロール、シュート、攻守の切り替え
準備
- 20x20mのグリッド内にミニゴール4つを外向きに設置する。
- 2チームに色分けし、各チームから4人(青・赤)とフリーマン3人(黄)がグリッド内に入る。
進め方
- 最初の攻撃チームを決めてスタート。
- ボールを持っているチームは、フリーマンとともにパスを連続で3~5本つないだら、いずれかのミニゴールに攻めることができる。
- ボールを持っていないチームがボールを奪ったら、同じようにフリーマンとともにパスを3~5本つないでいずれかのミニゴールを目指す。
- ゴールが決まったら、ゴールを決められたチームからリスタート。
- 時間(例:2~3分)で役割を変えながら行う。
- タッチ制限(なし・2タッチ以内)、シュート(1タッチのみ)などで難易度を調整する。
コーチングポイント
- 展開を予測しながらボールの移動中にサポートを行い、ボールホルダーの左右やグリッド中央でできる限り多くのパスコースを作る(図a)。
- ディフェンダーの位置を把握しながら、『ゴールに向かう』と『展開する』を使い分ける。
- ディフェンダーと数的同数(2対2)になった時(ディフェンダーを引き付けたあと)に空いているゴールを目指す(図a)。
- ゴール前で数的優位(2対1)を作った時にゴールを目指す(図b)。ゴールを目指すことなくパスを回すだけだと複数のディフェンダーを1つのゴールに引き付けられず、いずれ1対1の数的同数に追い込まれてしまう(図c)。ゴールを目指すことで複数のディフェンダーを引き付け、空いたゴールを目指すチャンスが生まれる。
- シュートを打ちやすい角度やタイミングでゴールを決める。
- 攻守の切り替えを素早く正確に行う。
バリエーション
- グリッドの大きさを変更して難易度を調整する。
- シュートを打つまでのパスの本数を変更して難易度を調整する。
- フリーマンのみ2タッチ以内で行う。
- 全員2タッチ以内で行う。
- シュートは1タッチのみで行う。
- 4対4+2フリーマンで行う。フリーマンの数を減らす。