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Tr174) 【オリンピックドイツ代表メニュー③】1対1→2対2→3対3

東京オリンピックドイツ代表が大会前キャンプ2日目に行った対人形式のメニューです。

コンディションを上げるためにこの日のメインメニューとして高い強度で行われました。動きはまだ重そうでしたが、ゴールを目指す意識シュートを枠に飛ばす確率の高さ、体を張った守備意識を感じました。

下の動画の1:25あたりからこのトレーニングメニューが含まれています。

重点

ゴールに向かうアクション(仕掛けるドリブル、シュート、縦パス、味方を追い越す動きなど)、強度の高い守備(フィジカルコンタクト、スライディングタックル、シュートブロックなど)、数的関係によるアクションの使い分け、攻守の切り替え

準備

  1. 25x20mのグリッドにゴールを設置する。
  2. それぞれのゴール前にゴールキーパーが入り、十分な予備ボールを用意する。
  3. 3人チームを作り、攻撃方向を決めてそれぞれのゴール脇で待機する。

進め方

  1. 各チーム1人がグリッド内に入り、1対1+GKを開始(下図a)。1分間行う。
  2. 1分経ったら各チーム1人ずつ追加し、2対2+GKで行う(下図b)。
  3. さらに1分経ったら各チームから1人ずつ追加し、3対3+GKで行う(下図c)。
  4. ゴールが決まった場合は、決めたチームのGKからリスタート。ボールがグリッド外に出たり、ファールがあったりした場合、相手チームのGKからリスタート。
  5. オフサイドルールは設けない。
  6. 2セット目は逆の順番で行う(1番手は3番手に、3番手は1番手に)。

コーチングポイント

  1. 攻撃チームは積極的にゴールを目指す仕掛けるドリブルシュート縦パスオーバーラップなど。
  2. ファーストディフェンダーを素早く設定し、強度の高い守備を行う。アプローチのタイミングやスピード、フィジカルコンタクト、タックル、スライディングタックル(シュートブロック含む)。
  3. ゴールキーパーを含め味方同士でコミュニケーションを図り、効果的・効率的にゴールを守る。ボールホルダーを追い込む方向、マークについていくかマークを受け渡すか、奪いに行くか守備を整えるかなど。
  4. ボール際での数的関係を理解してアクションを使い分ける攻撃は2対1で素早くゴールを目指す、守備側は1対2で相手の攻撃を遅らせ味方が戻る時間を稼ぐ、守備側は2対1で積極的にボールを奪いに行く、など。
  5. 攻守の切り替えを素早く行う。

バリエーション

  1. 人数が余る場合など、最後に2人ずつ追加して4対4+GKで行う。奇数の場合は4対3+GKで行う。
  2. オフサイドルールありで行う。
  3. GKへのバックパス禁止。完全に禁止、もしくは一度相手陣地に入ったら1回行ってもよい。
  4. 1点決められるごとに1人追加。
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