1タッチと2タッチを交互でという条件を付けることで、パスの受け手が事前に次の展開を考えながらプレーできるように促していきます。パスの出し手になる時も自分さえボールを奪われなければ良いわけではなく、受け手が1タッチなのか2タッチなのかを把握することでパスのタイミングやスピードなどに気を遣いながらプレーすることを促していきます。
Tr7) 1タッチのエッケとTr9) 絶対2タッチのエッケのポイントを押さえつつ、先を予測しながらプレーできるようにチャレンジしていきましょう。次の選手のタッチ数など声を掛けあいコミュニケーションを図ることで自然と盛り上がりグループでのアクションもスムーズに行うことができるでしょう。Viel Spaß!
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重点
状況把握・判断、パス(正確性、スピード、距離)、ファーストタッチ、攻守の切り替え、コミュニケーション
準備
- 7x7mのグリッドを作る。
- 6~8人組を作りディフェンダーを2人決める。4対2、5対2、6対2を作る。
進め方
- 攻撃側は1タッチと2タッチの交互でパスをつなぐ。
- ボールを奪われた選手(ディフェンダーに2タッチ以上された場合)やミスをした選手が新たなディフェンダーとなる。
- ディフェンダーの二重鬼ルール:パスを連続15本でつなぐか、ディフェンダーの間(ギャップ)を2本通すか、股抜き1回
コーチングポイント
- 身体の向きを整えたり首を振ったりして視野を確保し状況を把握する。
- 受け手のタッチ数を考慮したうえで意図のあるパスを出す。
・1タッチだから/距離が近いから優しいパス
・2タッチだからディフェンダーに寄せられないように鋭いパス
・ディフェンダーから遠い方の足にパス - 次のプレーを把握したうえでファーストタッチを行う。
・1タッチパス
・ディフェンダーの位置を把握してボールコントロール - 次の展開を共有するためにコミュニケーションを図る。
- ディフェンダーは1タッチと2タッチのどちらを狙うかコミュニケーションを図りながら連動した守備を行う。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- グリッドの大きさを変更して難易度を調整する。
- 2タッチの後のみ1タッチとする。連続1タッチはOK。