Tr8)3対1のエッケやTr13)3対1グリッドチェンジなどで余裕ができてミスが少なくなったら、ディフェンダーを増やして練習を発展させてポジショナルプレーやビルドアップの基本を学んでみましょう。
実戦でもそうですが、同じ場所でいくらパスを回していてもボール保持率が高くてもゴールを決めることはできません。安定してボールを保持しながら前進することにもチャレンジしてみましょう。Viel Spaß!
重点
ポジショナルプレー、パス&ボールコントロール、サポート、身体の向き、攻守の切り替え
準備
- 16x12mの長方形を作り、マーカーで半分に区切る。
- 片方のエリアに攻撃(青)と守備(赤)が3対1になるように入り、逆側のエリアに攻撃が1人、中央のラインに守備が1人入る。
進め方
- 攻撃側は3対1の状況でディフェンダーにボールを奪われずにパスを5本つなぐ。
- 5本以上パスがつながったら、逆エリアの味方にパスを試みる。タッチ制限はなし。パスはグラウンダーのみ(浮き球なし)。
- 逆エリアにボールが届いたら、攻撃の2人と中央のディフェンダーが移動して再び3対1の状況を作る。もう一人のディフェンダーは中央のラインに入る(下図)。
- 逆エリアへのパスが成功したら再びパスを5本つなぎ、同じように続ける。
- 中央のディフェンダーはライン上を動いてパスをインターセプトすることができる。
- ディフェンダーはボールを奪ったらドリブルでグリッド外に脱出を試みる。攻撃側はボールを奪い返せばパスの本数を0にリセットして攻撃を続けることができる。
- 一定時間でディフェンダーを交代する(例:2分、攻撃側が2回ボールを失ったら)。
コーチングポイント
- 三角形を作ってボールホルダーをサポートする。
- 正確なパス(スピード、味方のどちらの足に出すか)やボールコントロールを心がける。
- 身体の向きを調整して視野を確保し味方やディフェンダーの状況を把握する。
- ディフェンダーに追い込まれた状況で無理に前進しようとせず(下図、左)、バックパスや横パスで状況のよい味方を使って前進する(下図、右)。
- 逆エリアにいる選手も角度を変えてサポートする。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- レベルに応じてグリッドの大きさを変更する。
- レベルに応じてタッチ制限を加える(2タッチ以内など)。
- ドリブルで逆エリアに侵入もOKにする。
- ドリブルのみ逆エリアに侵入可能にする。
- 人数が多ければ、逆エリアで待つ攻撃の選手を増やす(3対1+2)。
- ディフェンダーが少ないバージョン(Tr13 3対1 グリッドチェンジ)