小学2年生の練習を手伝う機会があり、その時に修正を加えて行ったメニューです。ドリブルから1対1の練習を行っていましたが、多くの選手がボールごとディフェンダーに突っ込んでボールを奪われていました。三角形を作り突破するコースの目印をつけてあげることで、一直線だったドリブルからフェイントを入れながら左右に駆け引きする動きが出てきました。
特に小さな子どもはコーチングだけでなくオーガナイズによってヒントを与えてあげることで自然と異なったアクションを引き出すこともできます。Viel Spaß!
重点
ドリブル、フェイント、シュート、攻守の切り替え
準備
- 10x15mのグリッドにミニゴールを設置する。
- グリッドの中央あたりに斜めの辺が2mの三角形を作る。
- 三角形の中にディフェンダー(赤)が入る。
- 攻撃の選手(青)はボールを持ってスタートラインに並ぶ。
進め方
- 攻撃の選手は三角形の斜めの辺を突破してからゴールを目指す。
- ディフェンダーは三角形の中で攻撃の突破を阻止する。
三角形を突破されたら三角形を出てゴールを守る。 - ディフェンダーがボールを奪ったら短いドリブルでスタートライン突破を目指す。
コーチングポイント
- 細かいタッチでスピードに乗りディフェンダーに向かって仕掛ける。
- ディフェンダーの手前でフェイントを使い左右の駆け引きを行う(図a)。ディフェンダーを動かす。三角形がない時でもボールごと突っ込まない。ディフェンダーの左右を意識する(図b)。
- ディフェンダーを突破してから素早くゴールを目指す。
バリエーション
- 三角形を外して行う。