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Tr178) 球拾いミニゲーム【コミュニケーション・状況把握・判断】

ミニゲームに『ピッチ外にボールを出した選手が自分で球拾いをしてからゲームに戻る』という特別ルールを設けることで、ミスを恐れずにシュートを打つことやプレッシャー下での決定力、ミス後の切り替え打たれ強さなど、盛り上がりながらメンタル面にも取り組むことができるゲーム形式のメニューです。

数的優位・不利といった状況の変化も頻繁に起きるので、数的不利のチームは相手の攻撃を遅らせることで守備を整える必要があり、数的優位のチームは相手の守備が整う前に素早く攻めるチャンスとなります。

トレーニング後のボール探しの時間も減らせるかもしれません。Viel Spaß!

重点

メンタル(集中力、決定力、ミス後の切り替え、打たれ強さ)、コミュニケーション、状況把握・判断、数的不利の守備、数的優位の攻撃、攻守の切り替え

準備

  1. 人数に合わせてミニゲームのフィールドを作る。
  2. GKがいない場合は、ミニゴールやコーンゴールでも可。
  3. ゴール脇、コーナー、タッチライン脇に予備ボールを用意する。

進め方

  1. 時間や点数を決めてミニゲームを行う。
  2. ボールがピッチ外に出て予備ボールを使う場合(下図a)、ピッチ外にボールを出した選手がボールを拾いに行き、空きの出た予備ボール場所にボールを補充してからゲームに戻る(下図b)。一時的に数的不利の状況となる。
  3. ピッチ外にボールを出した選手がボールを拾ってくる前にゲーム中のボールに触った場合、相手チームにフリーキック、もしくはPKが与えられる。

コーチングポイント

  1. ゴールの確率の高いチャンスゴールの近く・ゴール正面)でミスを恐れずにシュートを打つ。
  2. シュートミスが起きた後、すぐに切り替えてボールを拾いに行く。ミスを引きずらずに次のチャンスでチャレンジする。
  3. 状況に応じてコミュニケーションを図ってプレーする。数的不利で遅らせる。数的優位で素早く攻める。
  4. 攻守の切り替えを素早く行う。

バリエーション

  1. 予備ボールをゴール脇に用意しておき、シュートを外した選手がボールを拾ってからゲームに参加する。タッチラインからボールを出した選手は、コーナーのコーンを回ってからゲームに参加する。
  2. シュートを決めた選手が味方全員とタッチしてからゲームに参加する。
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