サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr85) クロスからFWと1対1【GKトレーニング】

クロス対応のためのキーパートレーニングです。現代のキーパーはゴール前でシュートを止めるだけではなく、セットプレーやクロスに対しては広い守備範囲も求められます。正確なポジショニング動き出しにより相手のクロスをインターセプトできればシュートを打たれることもありません

クロスをキャッチするテクニックだけでなく、フォワード役を入れて状況に応じたアクション(キャッチ、パンチング、シュートに備える)を行えるようにしましょう。Viel Spaß!

重点

クロスの対応(ポジショニング、身体の向き、状況把握・判断、ステップ、ジャンプ、キャッチング、パンチング)

準備

  1. ゴール前にキーパー(青)とフォワード役(赤)が入る。
  2. コーチ(緑)がボールを用意してゴール横に準備する。

進め方

  1. コーチがキーパーとフォワードの間にボールを投げる。
  2. キーパーはキャッチを試み、フォワードはゴールを狙う。
  3. 両サイドで行い、慣れてきたらコーチがキックでクロスを入れる(下図)。

コーチングポイント

  1. ゴールラインにへばりつかず、直接ゴールを決められない程度前にポジションを取る
  2. どちらかのサイドに偏るのではなく、ニアにもファーにも動ける位置からスタートする。
  3. フォワードの位置が把握できる身体の向きを整える。
  4. 正確なステップでボールに対して直線的に向かう最短距離特にファーへのボールに対してはクロスオーバーステップを使い時間を短縮する。
  5. キャッチング前に大きな声で味方にキーパーの動きを知らせる(例:「キーパー!」)。
  6. 力強いジャンプと正確なキャッチング
  7. キャッチングが難しい場合は、パンチングなどでフォワードにシュートを打たれない場所にボールをはじく。
  8. ボールを先に触れない場合は、ゴールラインまで下がり反応時間を稼ぎシュートに備える。

バリエーション

  1. 易しい:コーチがペナルティエリア内から手で投げる。
    難しい:コーチがペナルティエリア外からボールを蹴る。
  2. フォワードがニアやファーなど立ち位置を変える。
  3. コーチがさまざまなボール(緩い・鋭い、ニア・ファー・マイナス)を入れる。
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