サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr22) どんなボールも友達【幼児・低学年向け】

「ボールは友達」有名な言葉ですが、ボールはサッカーボールだけではありません。

このメニューではサッカーボール、テニスボール、ビーチボール、スポンジボール、ラグビーボールなどいろいろな種類のボールを使います(普通のボールで行うことも可能です)。

ボールによって動き方(浮き球、バウンド、ゴロ)や扱い方も異なるので、いろいろな課題にチャレンジすることにより、子供たちは体の動かし方や力加減を調整してボールを扱う感覚を養うことができます。Viel Spaß!

【第1育成段階】3~6歳(幼児)の指導概要 初めてのチーム練習や試合は、小さな子供がサッカーを好きになり将来も長く続けていくかどうかを決定づけることがあります。 7つ...

重点

コーディネーション、ドリブル、コミュニケーション

準備

  1. 人数に合わせてグリッドを作る(例:15x15m)。
  2. さまざまな種類のボールを用意し、1人1つボールを持ってグリッドに入る。

進め方

  1. グリッド内でボールと一緒に自由に動く(ドリブル、上に投げる、手で転がすなど)。
  2. コーチの合図でボールを交換する。
  3. コーチの合図でさまざまな課題にチャレンジする。

ボールを上に投げて、
・ 落とさずにキャッチ
・ 手をたたいてからキャッチ
・ 手を体の前と後ろでたたいてからキャッチ
・ 手で地面を触ってから(かがんでから)キャッチ
・ その場で1回転してからキャッチ(右回り、左回り)
・ ジャンプして空中でキャッチ
・ 地面に落ちる前に足でコントロール
・ ボールの下をくぐって走り抜ける など

※ 落とさずにキャッチが難しければ1バウンドから始めましょう

ボールを手で持って、
・ ボールを落とさずに体の周りを回す(右回り、左回り)
・ 足を開いて立ち、足の周りを8の字の動きでボールを転がす
・ 地面にボールを落とさずに、足の周りを8の字にボールを動かす
・ 体のいろいろな部位にボールをのせて止める(おでこ、足の甲など)

ボールを足下に置いて、
・ ボールの上をジャンプで飛び越える(前後・左右、片足)
・ 足の裏で左右交互にボールを触る(タップ)
・ 手を前後で叩きながらタップを行う(2拍子)
・ 手の動きを4拍子(手を肩、外、肩、手を叩くの順)でタップを行う
・ 左右交互でインサイドで触る
・ シャッフル、ダブルタッチ
・ シザーズ、ステップオーバー
・ マルセイユルーレット など

※ いきなり全メニューを行うのは難しいので、
  メニューを何日かに分けて行い、少しずつできるようにしていきましょう。

コーチングポイント

  1. さまざまな課題で子どもたちのボール感覚創造性を促進する。
  2. コミュニケーションを図りながらボール交換や課題にチャレンジする。

バリエーション

  1. 課題を競争形式で行う(一定時間の最高回数を競うなど)
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