サイドチェンジの導入メニューT189)10人組パスやTr190) 2+2対2+2で学んだポイントを、実際のゲーム規模に近づけてより深めていくメニューです。ボールを動かす(パスに逃げる)だけでなく、状況に応じて仕掛けると展開するを使い分ける必要があります。
例として7対7で説明していますが、6対6~7対7であれば横をタッチライン幅(60~68m)、縦をペナルティエリアからハーフウェイライン(約35m)に設定し、5対5では6対6~7対7の幅をペナルティエリア幅(約40m)に縮め、8対8以上であればハーフコートで行うのが目安です。スペースがなければ3対3や4対4できるTr53) フニーニョ(4ゴールの3対3)も試してみてください。
最大でゴール4つとゴールキーパー4人が必要となりますが、足りない場合はミニゴールでも代用可能です。Viel Spaß!
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重点
サイドチェンジ、ポジショニング、身体の向き、ファーストタッチ、パス、3人目の動き、攻守の切り替え、スローイン
準備
- 人数やレベルに合わせてフィールドの大きさを設定する。
例:6対6~7対7(下図)、8対8以上でハーフコートなど - フィールドにゴールやミニゴールを4つ設置する。
- 攻撃方向を決めて各チームの選手が入る。
- ゴール前にゴールキーパーが入る。
- ゴール脇やタッチライン付近に予備ボールを準備する。
進め方
- 各チームは攻撃方向の2ゴールを目指す。
- タッチラインからボールが出たらスローインでリスタートする。
- ゴールラインからボールが出たら、ゴールキックもしくはコーナーキックでリスタートする。
- オフサイドルールは無し。
コーチングポイント
- 守備チームに的を絞られないように幅と深さを取る。コンパクトな守備ブロックの内側だけでなく外(後方・逆サイド)にも選手を配置する(図a)。
- ボールサイドに守備チームを引き付けてから、逆サイドのゴールを目指す。ボールを動かす(パスに逃げる)だけでなく、DFをはがして同サイドを攻略する意識も持つ。
図b: 左サイドに5人引き付け、守備ブロックの外を回って逆に展開。
図c: 守備チームが先読みして動いて空けたブロック内を経由して展開。
図d: DFをドリブルではがして同サイドでチャンスメイク。 - ショートパスだけになると相手の守備ブロックにいずれ追いつかれてしまうので、相手に狙われている手前の味方を飛ばして、相手に狙われていない一つ奥の味方へのパスも織り交ぜる(図b&c)。
- サイドチェンジ後、ゴール前の数的優位(2対1)や状態の良い(DFの距離が遠い、スピードに乗って仕掛けられる)数的同数(1対1・2対2)で相手ゴールに仕掛ける。DFをはがすアクションやゴールに勢いをもって仕掛けることで守備側が集まり、さらにサイドチェンジから逆サイドでのチャンスメイクも可能になる。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- ゴールキーパーが足りない場合は、ミニゴールで行う。
- フリーマンを入れて行う。中央に1人、もしくは各サイドに1人ずつなど。
- スローインやキックインで行う。