ゴール前では限られた時間とスペースからシュートチャンスを生み出さなければなりません。ボールを受けてからディフェンダーが寄せてくるまでのわずかな時間を1対0と捉えると、状況把握・判断やアクションを素早く行えば1対1の状況になる前にシュートチャンスを作ることができるかもしれません。
ディフェンダーに寄せられて1対1の状況になったとしても、目の前にゴールがある状況なのでわざわざ目の前のディフェンダーを突破しなくてもシュートコースを確保することでゴールチャンスを作り出すことができます。
いざチャンスで慌てずに冷静なアクションを行うためにも、どうやってシュートチャンスを作ることができるかこのメニューで準備をしておきましょう。パサーやディフェンダーの位置を変更して難易度を調整してみてください。Viel Spaß!
重点
状況把握・判断、ファーストタッチ、ドリブル、フェイント、シュート、攻守の切り替え
準備
- ペナルティエリアの角にパサー(青)、ペナルティアークに攻撃の選手(青)が入り、パサーの前にディフェンダー(赤)、ゴール前にゴールキーパーが準備する。
- 守備側のカウンターゴールを用意する。
進め方
- 攻撃の選手はパサーからボールを受けてからゴールを目指す。
- ディフェンダーとゴールキーパーはボールを奪ったらいずれかのカウンターゴールを目指す。
- パサーやディフェンダーの位置を変えてさまざまなバリエーションで行う。
コーチングポイント
- 1対0の状況で素早くゴールを目指す(1タッチでシュート、コントロールからシュート)。それによりディフェンダーが勢いよく寄せてくるので、すぐにシュートを打てなくてもターンやフェイントが利きやすくなる。
- ディフェンダーの動きに応じてファーストタッチを使い分ける。ゴール側にコントロールしてシュート、ファーストタッチでかわす、引き付けるコントロールなど。
- ディフェンダーに正面に入られた場合、キックフェイントなどでディフェンダーを動かしてシュートコースを作る。ディフェンダーの左右や股下。
- ディフェンダーを外してからシュートまでを素早く行う。
- ディフェンダーはボールの正面に入り続け粘り強い守備を行う。
- 攻守の切り替えを素早く行う。
バリエーション
- ディフェンダーのスタート位置を変更して難易度を調整する。
- パサーやディフェンダーの位置を変えて行う(例:下図)。
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