現代のゴールキーパーはゴール前でシュートを止めるだけでなく、ゴールエリアやペナルティエリアから飛び出してディフェンスライン後方のスペースも守る必要があります。
相手の縦パスやクロスを正確な予測やステップによりインターセプトできればシュートを打たれることもありません。落下地点を見極め、素早いステップで正確にボールをキャッチできるように、まずは相手のいない状態で試してみましょう。Viel Spaß!
重点
スプリント、コーディネーション、クロスオーバーステップ、ジャンプ、キャッチング
準備
- ペナルティスポットを基準に色の異なるコーンで4mの三角形を作る。
- ペナルティエリアのライン付近にコーチ(緑)、ゴール前にキーパー(青)がボールを持って準備する。
進め方
- キーパーはスローもしくはパントキックでコーチにボールを渡し、スプリントでペナルティスポット上のコーン(黄)を触りに行く(上図)。
- キーパーがコーン(黄)を触る直前にコーチが方向を指示する(左・右、赤・青、1・2など)。
- キーパーは指定されたコーンをクロスオーバーステップで回り、コーチが投げたボールをジャンプしてキャッチする(下図)。
- キーパーが複数いる場合、交代で何度か行う(左右5~10回)。
コーチングポイント
- 手でも足でもコーチに向かって正確なパスを行う。
- 力強いスプリントで前進する。
- 斜め後方のコーンを回るときクロスオーバーステップを使い素早く動く。
- 落下地点を見極めて高い位置でボールをキャッチする。
- キャッチング前に大きな声で味方にキーパーの動きを知らせる(例:「キーパー!」)。
バリエーション
- 視覚で反応する:コーチが声の代わりにマーカー(例:赤か青)をキーパーに見せて合図を出す。
- コーチがさまざまなボールを出す(浮き球、バウンド、方向)。