サイトアイコン ドイツ式サッカー指導者養成・選手育成【フースバルトレーニングアカデミー】

Tr126) スナイパーありのボール出し【低学年対応】

通常のボール出しだと、ボールを出された選手はチャンピオンが決まるまでグリッド外でただ待っているだけになってしまいます。このボール出しでは課題をクリアーすればグリッド内への復活ができ、最後はスナイパー役として中の選手のボールを狙って楽しむことができます

スナイパー役が強くボールを蹴りすぎると危ないので、グラウンダーのボールのみ許可するようにしましょう。Viel Spaß!

重点

状況把握、ドリブル、パス

準備

  1. 人数に合わせてグリッドを作る(例:15x15m)。
  2. 10m離れた場所にいくつかのコーンを置く。
  3. 1人1つボールを持ってグリッドに入る。

進め方

  1. コーチの合図でボール出しを開始する。自分のボールを出されないように他の選手のボールをグリッド外に蹴り出しにいく。
  2. グリッド外にボールを出された選手は、ドリブルでコーンを回ってきたらグリッド内に復活することができる(図a)。
  3. しばらく経ってから(例:2分後)コーチが合図を出し、その時点でグリッド外にいる選手やそれ以降グリッド外にボールを出された選手の復活は無しにする。その代わり、グリッド外にいる選手はスナイパー役となり、ライン上から自分のボールを蹴って、中にいる選手のボールを狙うことができる(図b)。
  4. 最後までグリッド内に残った選手の勝ち。

コーチングポイント

  1. 周りを見て他の選手やスナイパーの位置を把握する。
  2. タッチが大きくなりすぎてボール蹴り出されないようにする。必要であれば相手とボールの間に体を入れて自分のボールを守る
  3. スナイパーはグラウンダーで中の選手のボールを狙う。

バリエーション

  1. 最初からコーチがスナイパー役として参加する。
  2. 色分けしてチーム対抗戦で行う。スナイパーになったら相手チームの選手を狙う。最後まで残ったチームの勝ち。
  3. 復活するための課題を変える。例:ドリブル、リフティング、腕立てなど
モバイルバージョンを終了