だるまさんが転んだを応用して楽しみながらドリブルに取り組むことができるメニューです。鬼役が「だるまさんがころんだ」の掛け声をかけている間に選手たちはドリブルで進んでいきます。
少し難しいバージョンでは掛け声の代わりに、鬼役が手でボールを持ち、そのボールを投げたり落としたりします。手からボールが離れている間に選手たちはドリブルで進むことができます。耳に頼るのではなく自分の目で鬼役の状況を確認しながらドリブルしなければらないので、自然と顔を上げながらドリブルする設定になっています。
ちなみにドイツ語で「だるまさんがころんだ」に該当する遊びは「Ochs am Berg(オクス・アム・ベアク)」で、直訳すると「山の牛」となります。牛が鬼役で「1,2,3,4 Ochs am Berg!(アインツ、ツヴァイ、ドライ、フィア、オクスアムベアク!)」と掛け声をかけて振り向きます。Viel Spaß!
重点
状況把握・判断、ドリブル(運ぶ、止まる)
準備
- スタートラインに全員がボールを持って並ぶ。
- 30mほど離れた位置にゴールラインを設け、コーチが鬼役として立つ。
進め方
【バリエーション①】
- コーチが後ろを向いて「だるまさんがころんだ」の掛け声をかけている間に選手たちはドリブルで進む。
- コーチが振り向いたときに体やボールが動いていた選手はスタート地点からやり直し。
- ゴールまでたどり着いた選手は次にスタート地点を目指し、時間内で何往復できるか競う。もしくは全員がゴールにたどり着いたらクリアー。
【バリエーション②】
- コーチが手でボールを持ち、掛け声の代わりにボールを投げたり落としたりする。コーチがボールを手で持っていない間だけ選手たちはドリブルで進むことができる。
- コーチがボールを手で持っている時に体やボールが動いていた選手はスタート地点からやり直し。
コーチングポイント
- コーチの声や動きを確認しながらドリブルのスピードやタッチを調整する。
- 足の裏などを使いその場にピタッと止まれるようにする。
- いつでも止まれるように体からボールを離しすぎない。
バリエーション
- 鬼役の合図を変えて行う。声(聴覚)やボールを投げたり落としたりして(視覚)。
- ドリブルする足の部位を指定する(右足だけ、アウトサイドだけなど)。
- 中間地点に休憩エリアを設ける(下図)。休憩エリア以降で鬼に見つかった場合は、休憩エリアまで戻る。
- 最後にシュートを決める(下図)。
- 2人組を組んで、パスで進んでいく。